2021.08.06
習い事最前線 菅野浩二

親子そろって三味線を演奏「江戸東京の芸能~DISCOVER TOKYO」

PR by 芸団協

夏休みに東京・両国の江戸東京博物館で「江戸東京の芸能~DISCOVER TOKYO」が開催されました。日本芸能実演家団体協議会(芸団協)の主催、一般社団法人長唄協会などの協力で、子どもたちに伝統芸能に触れ合ってもらうことを目的としたイベントです。小中学生を対象とした体験プログラムも行われ、2021年7月24日には子どもたちが長唄三味線にチャレンジしました。

三味線でドレミファソラシドに挑戦

シャシャシャン、シャラリシャラリシャン♪ シャラリシャラリシャン♪ シャラリシャラリシャン♪ 

長唄三味線の音が鳴り響くのは、東京・両国の江戸東京博物館の会議室。長唄三味線の体験プログラムが行われ、多くの親子が日本古来の伝統楽器に親しみました。

一人一丁の三味線が用意されているうえ、6人の現役奏者が指導してくれるというぜいたくな環境です。江戸時代から続く吉住流の七代目家元である吉住小三郎さんが司会進行を務め、まずはバチや指かけ、ひざのすぐ上に乗せる滑り止めのひざゴムなど道具の説明からレッスンが始まりました。

糸が張ってある胴とバチの持ち方を習うと、さっそく音を鳴らすことに。小三郎さんが「三味線は太鼓みたいに皮が張ってあるので、糸を弾くというより皮をたたくイメージでいいですよ」と伝えると、子どもたちは思い思いに三味線を鳴らします。糸は押さえずにバチをたたき、一の糸、二の糸、三の糸と下にいくごとに音が高くなっていくことを体感しました。

続いて胴に貼ってある目印のシールを目安に、ドレミファソラシドの音階に挑戦しました。バチを持つ右手と糸を押さえる左手を動かす必要があるため、最初はなかなかうまくいきません。隣に座るお母さんが肩をたたきながらリズムを取ってあげている光景も見受けられました。

ドレミファソラシドに取り組む5年生の安倍侑里(ゆり)さんに話を聞くと、「バチの使い方が難しいけれど、いろんな音が出るのが楽しいです」と笑顔を見せてくれました。

二つのグループに分けて音を順番に鳴らし合う

10分ほどの休み時間になると、講師から「親御さんもぜひチャレンジしてみてください」という言葉がかけられました。先ほどまで子どもを見守っていたお父さんお母さんがバチを右手に、真剣な表情で三味線を鳴らし始めます。少したつと自分で弾いたこともあるのか、「難しいのがわかった」という声が聞こえました。

休み時間が終わると、演奏はレベルアップ。バチで弾いて、すくって、左手で糸をはじいてと、連続で三つの音を響かせます。「シャラレ、シャラレ、シャン♪」という音を繰り返すと、講師の小三郎さんが「上手ですね。ではもう一つ階段を上げましょう」と言って、三の糸を押さえ、一と二の糸を弾いて、すくって、左手で糸をはじく流れを提案。難易度が上がった音に挑戦する子どもたちのまなざしはどれも真剣そのものです。

最後に二つのグループに分けて、「シャシャシャン」「シャシャシャン」「シャシャ」「シャシャ」「シャ」「シャ」と音を順番に鳴らし合って、体験プログラムが終了。講師陣のリーダーとして司会進行を務めた小三郎さんは次のように話してくれました。

「皆さん、『三味線を弾いてみたい』という意欲が強く、上達のスピードが早かったですね。演奏のレベルを上げていったのは、「難しいけどできる」という感覚を味わってほしかったからです。グループで音を鳴らし合うのも楽しんでくれたようですし、今回のようなプログラムをきっかけに三味線や長唄への興味を強めてもらえるとうれしいです」

「自分で音を出せるのが楽しかったです」

東京都の大澤さんは家族4人で参加しました。学校で配られたチラシを見て、お母さまの麻代さんが「面白そう」と思ってすぐに申し込んだとのこと。お父さまの一貴さんも「普段の生活では日本文化に触れる機会があまりないので、こうした伝統芸能に気軽に接する場はとてもいいなと感じました」と話します。レッスン中は親子仲良く教え合う場面が見られました。

小学5年生の蒼奈(そな)さんは「右手も左手も動かすのが忙しかったです」と言いながらも、「あまり聞いたことがない音だったし、自分で音を出せるのが楽しかったです」と笑みを浮かべました。小学3年生の萌楓(もか)さんは体験プログロム前に鑑賞した長唄の舞台について「リズムがあってすごかった」と振り返り、「また三味線をやってみたいです」と話しました。

撮影:篠田英美

芸団協は子ども向けに伝統芸能の体験や素養を身につける以下のプログラムを実施します。日本の伝統文化とじっくり向き合う経験は、お子さんの感性や表現力を磨いてくれるに違いありません。

日本舞踊、三味線、落語も体験できる伝統文化総合コース「芸能花伝舎クラブ」第1期生募集中

実施日

10月~3月の毎週火曜日
21年10月5日、12日、19日、26日、11月2日、9日、16日、30日、12月7日、14日、22年1月11日、18日、25日、2月1日、8日、15日、3月1日、8日(予備日)、15日(予備日)
*上記日程は、芸能花伝舎で行う講座17回の予定日程です。このほか、都内劇場にて公演鑑賞ツアー等を実施予定です。

時間

16時20分~17時20分 

場所

芸能花伝舎(東京都新宿区西新宿6-12-30)
※地下鉄丸の内線西新宿駅、大江戸線都庁前駅下車

料金

25,000円(税込)
※一期分(2021年10月~2022年3月)の参加費です。別途費用はございません。
※お支払いは、原則として一括前払いとなります。
※お稽古は、各自、お手持ちの浴衣、足袋でご参加ください。
詳細は参加登録の際にご案内いたします。

対象

小学校4年生~6年生

申込締切

2021年9月10日(金)
*申込み多数の場合は抽選になります。参加可否の結果は、お申し込み時に入力いただいたメールアドレス宛てに、9月14日(火)頃にお送りします。

申込方法・詳細

こちらからお申し込みください。

【主催】
公益社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)
※多様な実演芸術の創造と享受機会の充実により、心豊かな社会をつくることを目的に俳優、歌手、演奏家、舞踊家、演芸家、演出家、舞台監督など実演家の70団体で構成されている公益法人です。

【本件に関するお問い合わせ】
芸団協・実演芸術振興部内 「芸能花伝舎クラブ」係
〒160-8374 東京都新宿区西新宿6-12-30 芸能花伝舎2F
TEL:03-5909-3060(平日11:00~16:00)
※メールでのお問い合わせは、こちらのお問い合わせフォームよりお願いします。「お問い合わせ内容」の欄に、「芸能花伝舎クラブ」に関する問い合わせであることを明記してください。

【備考】    
*新型コロナウイルス感染症や天災事変等の影響により、内容を変更または中止する場合があります。 
*送迎の用意はございません。稽古場等への往復途上での事故等については、主催者は責任を負いません。
*本事業にかかわる以下の広報等の活動に協力いただく場合がございますので、予めご了承ください。
・主催団体や主催団体の認める者による報道・記録・広報を目的とした取材・撮影
・本事業に関し、制作・発行される媒体への写真・映像の掲載(テレビ、新聞、雑誌、WEB、SNS等の媒体を含む)
*参加者等から取得した個人情報は、本事業を実施するために必要な範囲で使用いたします。個人情報の取り扱いについては、法令その他の規範を遵守いたします。
*所定の参加人数に満たない場合、開講しないことがあります。


菅野浩二
菅野浩二

ライター、編集者、株式会社ナウヒア代表取締役。教育やビジネス、カルチャーやスポーツなど幅広いジャンルで取材、執筆、編集を行い、ホームページの制作も請け負う。子どものころの習い事は習字、そろばん、サッカー、英語。趣味は海外旅行。二児の父であり、娘の習い事歴はピアノとチアダンス、息子は絵画とサッカー。

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