2021.08.27
学びをはぐくむ ハラユキ

英語編:第3回 息子が通ってわかったインターのメリットとデメリットとは?

「子どもは順応性があるから大丈夫!」は個人差がある

マンガの中に描いた「ガッツリ型の英語教育は、子どもによっては精神的なハードルが高すぎて合わないことがある」、実は帰国後も似たような話を聞いたのです。

帰国後、息子の英語力維持のためにあちこちの英語教室に見学・体験に行っている時、某英語学童(オール英語の民間学童。近年、都心を中心に増えていて、英語教室の新しいスタイルとして大人気)のスタッフさんにこんな話を聞きました。

「英語力が低いお子さんの場合、性格によっては、放課後に過ごす場所が英語のみというのがかなりストレスという場合もある。そういう場合、結局慣れなくて、辞めていく場合もあります」と。

もちろん、英語力が低くとも楽しく過ごせちゃう子は過ごせちゃうので、これはやっぱり個人差。だから必要以上に構える必要はありませんが、

「子どもは順応性があるからどんな環境変化も大丈夫!」

は必ずしも正解ではないのだなあとあらためて実感したのでした。

息子がバルセロナで通っていたブリテッシュインター息子がバルセロナで通っていたブリテッシュインター

結局、私がインターに転校する前のリサーチで聞いた

「子どもは順応性あるから大丈夫!」
「海外ならではのいい経験ができるからインターオススメ」
「日本語力が落ちるから日本人学校の方がいい」
「子どもによってはインターが合わない子がいるよ」

は、聞いたその時は「みんな言うこと違うやんけ!何が正解なのさ!?」と思ったものの、今になってみれば「あれって、ある意味、全部が正解だったのだなあ‥」と実感することになったのでした。

複数言語のマスターには、親の努力が必要

実際、親の意向でいろんな言語の学校に通い、表面的にはバイリンガル・トリリンガルとしてチヤホヤされても、実はどの言語もネイティブよりレベルが落ちるので中途半端で、進学や就職でとても苦労する、というパターンに陥る話もたまに聞きます。そして、複数言語をしっかりハイレベルでマスターしているご家庭の話をよーく聞くと、そりゃもう、親の努力はすごいものがあったりするのです…。

学校に行く息子。この日はイースターに合わせたヘッドコスプレデー。息子は私がひよこや卵を縫い付けた恐竜帽子をかぶって参加しました。

そんなことを経て、「言語」って人生をかなり左右するので、気軽な気持ちだけじゃなく、できたら将来も含めてしっかり考えた方がいいんだなあ、と私は思うようになりました。英語も日本語も、ちゃんとマスターするのは並大抵のことじゃないからです。

インターに通っている間、週末に週一で通っていてお世話になったバルセロナの日本語教室かるみ~みょ。赴任や国際結婚などで海外生活する日本人ママパパたちも、みんな日本語教育に四苦八苦していました。何しろ日本語は漢字という高いハードルがあるので、学校以外の時間でマスターさせるのはそりゃもう大変なんです

ちなみに、息子がブリティッシュインターになじめたのは、スペイン移住後にすぐインターではなく、日本人学校→公園やサマースクールで海外の子と遊ぶ→英語教室(転校前の準備として短期で)→インター、と順を追っていったのもよかったのかもしれません。その途中段階の様子を見ながら「インターも行けるかも!」と判断できたのは、わが家的にはよかったのです。

そんなわけで、今回は、英語教育の種類分けと「私が思う、ガッツリ型で行くなら親が知っておいた方がいいいこと、覚悟した方がいいこと」の紹介でした。

さて、次回はブリテッシュインターについてもう少し紹介します。インターに息子が通ってみて、ちょうど小学校低学年だったこともあり、授業やいろいろから「英語ネイティブはこんなふうに英語を身につけるんだ!」と知ったことがいろいろあるのです。次回は「ネイティブの英語勉強法」について描きたいと思います。

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ハラユキ
ハラユキ

コミックエッセイスト。2017年から2年間バルセロナに滞在。近著は「ほしいのはつかれない家族」(講談社)。子どもの頃からず〜っと絵を描くのが好き。

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