英語編:第4回 ネイティブはどうやって英語を学んでいるの?フォニックスって何?
ネイティブの英語学習法 教科書よりも子どもが面白がる体験型
「ネイティブの英語学習法」、マンガに描ききれなかったものもさらに紹介します。
学校での英語の授業は、レベル別に小グループに分けられて学習していました。クラス一律で進むわけじゃないことから、内容はアクティブラーニング多め。
インターナショナルスクールの授業で使っていた絵のカード
これは通っていた学校のサイトで紹介されていた写真ですが、こんな感じで様々なツールを使いながら学習していたようです。
遊びの要素を入れながら算数も学んでいました
イギリス式は教科書を使わないのが普通なので、イギリスの先生方は教材の準備が大変と聞いたことがあります。
ただ、動画もかなり授業に取り入れていたようで、息子の場合は、発音の参考にとオススメのYOUTUBE動画も教わりました。
プリントでスペル練習 保護者の連絡アプリにデータも
そして、マンガに登場した、スペル練習のプリントはこんな感じ。
英単語のスペルを毎日練習するためのプリント
ちなみにこのプリント、手渡しでも渡されるのですが、学校と保護者の連絡アプリに必ずデータが説明と共にアップされてました。つまり、子どもがプリントをなくしたり、クチャクチャにしちゃったりしても、ネットからプリントアウトできるというシステム。これはとてもありがたかった!
だって、まともに毎回プリント持って帰って渡してくれて宿題内容の説明ができる小1はレアだから(だよね?だよね?そうだと言って!笑)。
実際、このあと帰国して日本の小学校に通うわけですが、「この宿題、意味わからん…。プリント、見つからん…。息子に質問しても教えてくれない。一体、他のうちはどうやって宿題をこなしてるの?日本のお母さんたちは名探偵なの!!!???」とビックリした思い出があるのです。日本の公教育は実はとてもレベルが高いのですが、ここに関してはブリティッシュスクールを見習って欲しいな、とよく思っていました。
日本語だって覚えるのは大変
そして、もうひとつ余談。こんな方法で英語の基礎を勉強してた息子ですが、同時に家で日本語の基礎も勉強していたわけです。
その時に息子がよく言ってたのが、
「英語に比べて、日本語は文字多すぎ~~~~!!!
覚えるの大変すぎ~~~~!!!
面倒くさ~~~~~~~!!!!!」
でした。
うん、同じ小学校低学年レベルの英語と日本語を見比べると、あらためてよくわかる。日本語、文字多すぎだよね笑。
英語ネイティブと日本人の国際結婚ファミリーで「日本語の方が難しいから日本人学校を選んだ」と言っていた友人がいますが、それをあらためて納得もしたのでした。
さて、次回はブリテッシュインターで身につけたものについて描きたいと思っています。

コミックエッセイスト。2017年から2年間バルセロナに滞在。近著は「ほしいのはつかれない家族」(講談社)。子どもの頃からず〜っと絵を描くのが好き。