2021.12.08
習い事Q&A まなぼん

プリスクールの学費はいくらするの?気になるお金事情と親の声を紹介

早期英語教育への関心が高まる中、英語で学ぶ「プリスクール」が全国各地で増えています。プリスクールの多くは3~5歳を対象にした英語で教育・保育する 「認可外保育施設」です。プリスクールの学費はいくらするのでしょうか。学費の相場や、教育費をおさえる方法などについて国際教育評論家・まなぼん(本名:村田学)が解説します。

<今日のポイント> 

  1. プリスクールの学費は年間150万円程度
  2. サマースクールやランチ・スナック代もかかる!
  3. 学費やバス代など全て含めると年間総額215万円、3年間で645万円以上
  4. 幼児教育・保育の無償化を利用するなどして費用をおさえよう

みらのび掲載中の英語教室一覧

プリスクールの学費は年間150万円程度

kodomo Edu インターナショナルスクール提供kodomo Edu インターナショナルスクール提供

 まずは、プリスクールの学費の相場について説明します。

プリスクールの学費はいくらするの?

A. プリスクールの学費は年間約150万円かかるところが多いです。0歳から通えるスクールもありますが、3~5歳を対象にしたスクールが多いです。3年間通った場合、学費だけで約450万円します。

 プリスクールでは、学費以外にも保護者会費(年間2~3万円程度)、施設費(年間10~20万円程度)、教材費(年間10~20万円程度)が毎年発生します。初年度は受験時の費用と入園金の支払いもあるのでご注意ください。

 プリスクールの受験料はいくらするの? 

A. プリスクールに受験する際には、5000円~2万円程度の受験料を支払う必要があります。

 多くのスクールでは、願書を確認後、家族面接に進みます。面接では、家庭の教育方針や日頃の生活の中で親子でどのような遊びをしているかについて聞かれます。年中・年長の子どもは園長または担任の先生と個別で面談を受けることもあります。

プリスクールの入園金はいくらするの? 

A. プリスクールの入園金は、5~20万円が一般的です。 

プリスクールは学費以外にもお金がかかる!サマースクールやランチ・スナック代も

幼児クラスの授業風景=Kspaceインターナショナルスクール提供幼児クラスの授業風景=Kspaceインターナショナルスクール提供

 予想される追加の費用をお伝えします。ここでは6つお伝えします。

①スクール行事の寄付金

プリスクールには、外国籍の園児も集まっており、多文化を体験できる行事がたくさんあります。各国の家庭料理を持ち寄る「フードフェア」もその一つです。フェアを開催するにあたり寄付金を募ることがあります。また、子どもの運動会「スポーツデー」の参加費(500円程度)を集めたり、イベントの景品などの準備を保護者にお願いしたりすることがあります。

 ②スクールバスの運営協力金

幼児の送り迎えは、大変ですよね。そのため、多くの保護者がスクールバスを利用しています。その際にバスの「運営協力金」が求められます。一般的に月額5000円~2万円します。

 ③探究型学習の遠足代

知識と体験を結びつける「探究型学習」を取り入れているプリスクールが増えています。授業で動物の環境保護について学んだ場合、子どもたちは実際に動物園や水族館などに足を運んで、理解を深めます。このような授業外での学びを毎月しているスクールもあり、入園料や交通費などが追加で必要になります。

 ④ランチとスナック代

ランチ代は1食800円以上するスクールが多いです。1カ月20食で1万6千円程度かかります。プリスクールでは、おやつの時間にあたる毎日のスナック(1カ月20食で3000円程度)が出ます。お弁当も持参できます。

 ⑤サマー・ウィンター・スプリングスクールの参加費

長期休みの間は、プリスクールが開催するプログラム「サマースクール」「ウィンタースクール」「スプリングスクール」に参加する子どもが多く、1週間の参加費は3~8万円程度します。プリスクールの夏休みは一般的にお盆前後の2週間ですが、インターナショナルスクール付属のプリスクールの場合は約2カ月間あります。ウィンタースクールは1週間程度、スプリングスクールは2週間程度です。

 ※サマースクールなどに参加する具体的な期間については、ご家庭で決められるスクールがほとんどなので、詳しくは各スクールに確認してください。

 ⑥延長保育代

プリスクールの営業時間外に子どもを預かる場合は延長保育代が発生します。午前7~9時の「早朝預かり」、午後3~ 6時の「夕方預かり」が用意されているスクールが多いです。延長保育代は、10分単位または30分単位が多く、事前予約制が安く、当日の予約だと高く設定されています。当日の予約が高くなる理由は、当日にスクール側が子どもの人数に合わせて教員、職員を確保する必要があるためです。

学費やバス、ランチ代を含めると年間総額215万円、3年間で645万円以上 親の声も紹介

学費やランチ代などを全て含めると年間総額はいくらするの?

A. 初年度の場合、学費や施設費などを全て含めると総額で年間約215~295万円するでしょう。3年間通った場合は年間約645~885万円します。

<内訳>

  • 学費:年間150万円程度
  • 施設費:年間10~20万円程度
  • 教材費:年間10~20万円程度
  • 受験料:5000円~2万円程度
  • 入園金:5~20万円程度
  • 保護者会費:年間2~3万円程度
  • スクールバス運営協力金:年間5~20万円程度
  • ランチ代・スナック代:年間20万円程度
  • サマースクール(2週間)/ウィンタースクール(1週間)/スプリングスクール(2週間):年間15~40万円程度

プリスクールに子どもを通わせた経験のある親の声は?

「高すぎる!2年間通って英語力が身についたのは良かったけど、毎年冬のボーナスが翌年度の学費に消えていくのは切なかった。小学校受験もあったので、年長になったタイミングで日本の幼稚園に転園しました」(小学生の保護者)
「プリスクールに3年間通いました。延長保育やランチ代、サマースクールが予想以上に高く…専業主婦だったのですが、学費を養うため途中からパートで働き始めました。お給料は学費に全て消えました」(小学生の保護者)

プリスクールの学費を安くおさえる3つの節約術

外でトレーニングする子どもたち=ソルティーロGSAインターナショナルスクール提供外でトレーニングする子どもたち=ソルティーロGSAインターナショナルスクール提供

 では、どのようにして高額の学費をおさえることができるでしょうか。ここでは3つの方法を紹介します。

①奨学金を使用する

スクールによっては、次年度以降から園児に奨学金を支給するところがあります。奨学金の対象を決めるにあたっては、子どものスクールでの生活態度や学びに対する意欲などが見られます。保護者がスクールの教育理念に賛同し、スクールイベントなどに積極的に関わることも評価の対象となります。

②幼児教育・保育の無償化を利用する

プリスクールの多くは認可外保育施設で、幼児教育・保育の無償化の対象となっているため、助成金を受けることができます。3~5歳の世帯の助成金は月額3万7千円が基本です。3年間の学費が約450万円の場合、助成金約133万円(3万7千円×36カ月分)を引いた約317万円が実質の負担額になります。ただし、市区町村によって上乗せが出る場合もあるので、詳しくは各自治体のホームページをご確認ください。すべてのスクールが無償化の対象となっているわけではないので、対象のスクールを探すことが重要です。

幼児教育・保育の無償化については内閣府のホームページを詳しくご確認ください。

 ③スクールバスとランチ代を節約する

スクールバスを利用せず、自転車で子どもの送り迎えをしている保護者もいます。プリスクールが自宅から遠くない場合は、バス代を節約するのも一つの方法でしょう。準備は大変ですが、節約のためにスクールのランチ・スナックを利用せず、自宅からお弁当を持参している家庭も多いです。

まなぼんからのメーセージ

プリスクールは学費が高い一方で、英語力が身につくほか、探究的な学びを幼児期のころから体験できる魅力がたくさんあります。ランチ代、サマースクール、延長保育代などは予想以上に家計の負担になります。スクール説明会などで費用の情報を事前に集め、家庭内で慎重に検討したうえで入学の判断をしましょう。

イラスト:カワチハルナ

「まなぼんの国際協力」の記事一覧

みらのび掲載中の英語教室一覧

まなぼん
まなぼん

本名・村田学。1973年生まれ、米国カリフォルニア州トーランス出身の日本育ちの帰国子女。アメリカの幼稚園を2日半で退学になった「爆速退学」から帰国。国際教育メディア「インターナショナルスクールタイムズ」編集長。1児のパパ。プリスクールの元理事長、東京ウエストインターナショナルスクール(東京都八王子市)の共同オーナー。国際バカロレア機構のプライマリー・イヤーズ・プログラムの教員研修を受講。教育系ベンチャー企業の役員を務めながら、NPO法人ソダチバ・プロジェクトの監事、複数の教育プロジェクトに参画中。

関連記事 Related articles

新着 New!

お住まいのエリア・ジャンル・対象年齢から検索!
習い事教室を探す