2021.12.10
習い事Q&A まなぼん

インターナショナルスクールの学費はいくらするの?気になるお金事情と親の声を紹介

外国人の子どもを対象にした「インターナショナルスクール」。近年は子どもをバイリンガルに育てたいという親の思いから、日本人の子どもたちも多く通っています。インターナショナルスクールの小学校の学費はどのくらいかかるのでしょうか。学費に関する注意点について、国際教育評論家・まなぼん(本名:村田学)がお答えします。

 <今日のポイント>

  1. インターナショナルスクールの学費は年間250~350万円
  2. サマースクールやスクールバス代もかかる!
  3. 学費やスクールバス代などを含めると年間総額440万円、6年間で2640万円以上
  4. 奨学金などを利用して費用をおさえよう

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インターナショナルスクールの学費は年間250~350万円

インターナショナルスクールの授業風景=アオバジャパン・インターナショナルスクール提供インターナショナルスクールの授業風景=アオバジャパン・インターナショナルスクール提供まずは、インターナショナルスクールの学費の相場を説明します。

インターナショナルスクールの学費はいくらするの?

A. インターナショナルスクールの小学校の学費は年間250~350万円程度します。6年間通った場合、学費だけでも1500~2100万円程度するでしょう。学費は学年が上がるにつれて高くなる傾向があります。

インターナショナルスクールは、国公私立学校と異なり、ほとんど助成金を受けていないため高額になりやすいです。学費とは別に、保護者の親睦を深める交流会などにあてられる「保護者会費」(年間2~3万円程度)、施設費(年間30~50万円程度)と教材費(年間20~50万円程度)も毎年かかります。初年度は受験料と入学金の支払いもあるのでご注意ください。

インターナショナルスクールの受験料はいくらするの?

A. インターナショナルスクールの受験料は、2~3万円程度です。

願書を送った後には家族面談と個人面談があります。スクールによっては試験を設けており、英語のエッセーを書いてもらったり、理数系の能力をはかるテストを受けたりする場合があります。コロナ禍の影響などでこれらの試験は現在オンラインで受講することができます。

インターナショナルスクールの入学金はいくらするの?

A. インターナショナルスクールの入学金は30~50万円程度かかります。

学費以外にもお金はかかる!サマースクールやバス代も

卒業式は生徒、親、教職員にとってもハレの日=アオバジャパン・インターナショナルスクール提供卒業式は生徒、親、教職員にとってもハレの日=アオバジャパン・インターナショナルスクール提供

インターナショナルスクールは学費以外にも負担しなければいけない費用があるので注意しましょう。ここでは5つ紹介します。

①スクールイベントへの寄付金

食べ物を持ち寄る「フードフェア」や校舎の新設工事費などで保護者から寄付が求められることがあります。景品大会の景品を寄付するケースも。また、スクールによっては保護者が演劇の発表会でチケットを購入したり、チャリティーゴルフ大会に参加したりします。

②スクールバス運営協力金

子どもの安全を守るため、インターナショナルスクールではスクールバス通学が定番です。小学校低学年まではスクールバスを使い、中学年になったら電車通学に切り替える家庭もいます。運営協力金は、月額5~10万円程度とスクールによってばらつきがあるので事前に確認しましょう。

③探究学習の遠足代

インターナショナルスクールの授業の目玉の一つに「探究型学習」があげられます。教室で社会課題などについて学んだ後に、現地を訪れてフィールドワークをします。近隣の博物館、美術館、植物園などを訪れることが多いのですが、あるスクールは地球環境をテーマに伊豆大島や小笠原諸島を訪れていました。スクール外での学びを多くて年に6回ほど実施しており、入園料や交通費が別途かかります。

④ランチ・軽食代

ランチは1食600~800円で、日本の学校給食のようにメニューが決まっているスクールもあれば、自分が食べたいものを選ぶバイキング形式のスクールもあります。また、マフィンやシナモンロールなど200円前後の軽食をスクール内で購入できるので、その場合は別途費用がかかります。近年は、健康に配慮してソーダーなどの販売を取り止めているスクールが増えています。

⑤サマープログラムにかかる費用

夏休みや冬休みが長いのがインターナショナルスクールの特徴です。スクールによっては夏休みが約2カ月あるところも。多くの子どもたちはスクールが開催している「サマースクール」に参加します。サマースクールは3週間参加した場合、30万円程度します。冬休み(1カ月程度)と春休み(2週間程度)は完全お休みです。

学費を含めると年間総額440万円、6年間で2640万円以上 親の声も紹介

 校外学習で発電所を訪れた子どもたち=神石インターナショナルスクール提供校外学習で発電所を訪れた子どもたち=神石インターナショナルスクール提供

学費やバス代などを全て含めると年間総額いくらするの?

A. 初年度の場合、学費や施設費など全て含めると総額で年間440~660万円程度するでしょう。6年間通った場合、2640~3960万円の計算になります。 

<内訳>

  • 学費:年間250~350万円程度
  • 施設費:年間30~50万円程度
  • 教材費:年間20~50万円程度
  • 受験料:年間2~3万円程度
  • 入学金:年間30~50万円程度
  • 保護者会費:年間2~3万円程度
  • スクールバス運営協力金:年間50~100万円程度 
  • ランチ代・スナック代:年間16~20万円程度
  • サマースクール(4週間):年間40万円程度

インターナショナルスクールに子どもを通わせた経験のある親の声は?

「子どもがインターナショナルスクールに通い始めてからは、授業料を支払うため、パートから正社員に切り替えて働いていました。お給料のほとんどが学費に回っています」(小学校の保護者)
「インターの小学校に通って英語力は確実に伸びた。海外大学に進学するときの教育費を今後確保したいので、教育費がかかる中高のインターではなく、私立の中学を受験して節約したいと思う」(小学生の保護者)

インターナショナルスクールの費用をおさえる3つの方法

日本初のイギリス発祥のハロウ校、現在開設準備中=ハロウ安比校提供日本初のイギリス発祥のハロウ校、現在開設準備中=ハロウ安比校提供

インターナショナルスクールで学費をおさえることはできるのでしょうか。方法はいくつかあります。

①奨学金を活用する

学校によって奨学金制度が設けられている場合があります。多くは成績優秀者、スポーツや部活で賞を受賞するなどの活躍が認められて奨学金を受けています。

②きょうだい割を利用する

きょうだいでインターナショナルスクールに通っている場合は、スクールの「きょうだい割引」を活用しましょう。学費の10%前後が割引の対象となります。

③バス代とランチ代を節約

スクールバスを利用せず、保護者が送り迎えをしているケースもあります。また、ランチ代を節約するためにご家庭でお弁当を準備してスクールに持参している子どもも多いです。送迎もお弁当づくりも忙しい保護者にとっては大きな負担となるので、ご家庭の状況に合わせて無理のない節約方法を考えましょう。

まなぼんからのメーセージ

インターナショナルスクールに入学するものの、途中で高額の学費が払えなくなり、日本の私公立校に転校する家庭もいます。費用が高い一方で、「インターナショナルスクールに通って良かった!」という喜びの声も多く聞きます。家庭内できちんと話し合ってから入学を決めましょう。

イラスト:カワチハルナ 

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まなぼん
まなぼん

本名・村田学。1973年生まれ、米国カリフォルニア州トーランス出身の日本育ちの帰国子女。アメリカの幼稚園を2日半で退学になった「爆速退学」から帰国。国際教育メディア「インターナショナルスクールタイムズ」編集長。1児のパパ。プリスクールの元理事長、東京ウエストインターナショナルスクール(東京都八王子市)の共同オーナー。国際バカロレア機構のプライマリー・イヤーズ・プログラムの教員研修を受講。教育系ベンチャー企業の役員を務めながら、NPO法人ソダチバ・プロジェクトの監事、複数の教育プロジェクトに参画中。

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