2021.12.24
習い事Q&A みらのび編集部

2020年4月導入「キャリア・パスポート」って何?小学生のキャリア教育との関係

2020年4月に全国の小学校・中学校・高等学校でスタートした「キャリア・パスポート」とは?この記事では、その特徴や小学生のキャリア教育との関係を紹介します。

目次

  1. 2020年4月導入「キャリア・パスポート」とは?
  2. 「キャリア・パスポート」の特徴
  3. キャリア・パスポートの実践例
  4. 子どもが早くから「キャリア」について考えるメリット
  5. 家庭でできるキャリア教育
  6. 「将来役立つスキル」を身につけたい子どもにおすすめの習い事
  7. まとめ

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2020年4月導入「キャリア・パスポート」とは?

文部科学省の資料によると、「キャリア・パスポート」とは、児童や生徒が、小学校から高等学校までを通して、自らの学習状況やキャリア形成を見通したり振り返ったりしながら、自身の変容や成長を自己評価できるよう工夫されたポートフォリオ(キャリア教育の記録)のことをいいます。

キャリア教育は就業体験や進路指導といったものに捉えられがちですが、児童や生徒自らのキャリア形成のために必要な能力を、学校の教育活動全体を通して育てていくために、学びのプロセスを記述して振り返ることができるポートフォリオ的な教材の活用が効果的ではないかと提案がなされ、導入されました。

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キャリア・パスポートの特徴

「キャリア・パスポート」とは具体的にどのようなものなのでしょうか。文科省の資料をもとに、その特徴を解説します。

①教科ではなく「特別活動」が中心

キャリア・パスポートの作成は、児童や生徒が、特別活動の学級活動及びホームルーム活動を中心に行うこととされています。

新学習指導要領の特別活動は、学校、家庭及び地域における学習や生活の見通しを立て、学んだことを振り返りながら、新たな学習や生活への意欲につなげたり、将来の生き方を考えたりする活動を行うこと、と記されており、各地域・各学校等でカスタマイズされることが前提となっています。

②児童や生徒本人が記入する

キャリア・パスポートは、児童や生徒自らが記録します。内容は、学校生活全体、及び家庭、地域における学びを含みます。

児童や生徒が記録する日常のワークシートや日記、手帳や作文等は、キャリア・パスポートを作成する上で貴重な基礎資料となります。

それらをもとに、学期、学年、入学から卒業までの中・長期的な振り返りと見通し、将来への展望を図れるような内容にすることが、留意事項として記されています。

③小学校から高等学校まで記録が引き継がれる

キャリア・パスポートは、学びの振り返りや見通し、児童生徒理解や一人ひとりのキャリア形成に生かされるもののため、小学校入学から高等学校卒業までの記録が引き継がれます。

それらは児童生徒個々の自己評価、学習活動として蓄積されますが、本人の意思と反する記録を強いたり、そのまま無理な対話や学習評価に結び付けたりしないよう、指導上、配慮することが明記されています。

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キャリア教育やキャリア・パスポートの実践例

では、これまでどのようなキャリア教育が行われきたのでしょうか。児童や生徒に向けて行われてきた内容には、職場見学や職場体験、就業体験のほか、キャリアに関する意欲・関心を高める様々なものがあります。

例えば、お年寄りの方とコミュニケーションをとって車いすを動かす高齢者福祉体験や、絵本の読み聞かせなどを行い幼児とふれあう児童福祉体験を実施しながら、他者の立場や生き方などを考え、自己理解や人間関係の形成、社会形成能力を育む事例もあります。

また、クラスの仲間といっしょに模造紙に自分の将来について描いたり、地域について調べ、地域の人と交流しながら自分の住む街についてグループ発表を行う学校もあります。日常生活との関わりや社会科などの教科間のつながり、郷土愛を育む機会となり、地域ぐるみのキャリア教育の推進も期待されています。

こうした活動で使われる活動の記録は「キャリアノート」と呼ばれることもあり、キャリア・パスポートと同様の取り組みとして捉えられています。

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子どもが早くから「キャリア」について考えるメリット

キャリア教育は、学ぶこと、働くこと、生きることを密接に関連づけて意識させる教育活動です。

子どもたちを取り巻く環境がめまぐるしく変化するなか、学ぶこと、働くこと、生きることを考える機会が十分に持てずに進学や就職をしてしまうと、早期中退、離職につながるケースもあります。

キャリア・パスポートを通じて子どもが日々の教育活動の中で学んだことを振り返ったり、表現する機会が培われることで、将来の自分を想像し、どのような仕事をしたいのかを考えるようになります。

小学校から高等学校までの12年間、その後の進路も含めての活用が期待できるため、自分の成長の足跡や社会の一員としての自覚が芽生えるきっかけにもなるといえます。

子どもたちが将来、充実した人生を送れるよう、発達段階に応じて、児童生徒一人ひとりのキャリア発達を支援し、働くことについて必要な意欲・態度や能力を育てる教育は重要といえるでしょう。

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家庭でできるキャリア教育は?

ここでは、家庭でキャリア教育を行う方法を紹介します。

①親の仕事についてしっかり話す

教育評論家の尾木直樹さんは、朝日学情ナビのコラムで、キャリア教育において、親子で話し合うことの重要性を強調しています。

身近な人の仕事上の喜びや苦労話は、自分の生活にも関わるので子どもに深い印象を与え、自分のキャリアについてよりリアルにイメージしやすくなると話します。

②子どもの夢を否定せずに聞く 

子どもの夢を真面目に聞くこともキャリア教育です。子どもの話を聞く際、無理だとか、できないなど決めつけずに、子どもの好きなことや得意なことを知ろうとしたうえで、自己実現できるようサポートしてあげる必要があります。

総合人材情報サービスの株式会社アイデムが社会人2~4年目の男女を対象に行った「子供の頃のキャリア教育と就職活動に関する調査(2020年4月)」によると、小学校5-6年生当時に家庭で行ったキャリア教育の機会で最も多かったのは、「将来の夢について考える機会」が61%、「親から仕事の話を聞く機会」が49.1%、「興味がある職業について調べる機会」が46.7%でした。

現在の仕事の充実度に関しては、家庭でキャリア教育の機会が「あった」と回答している方が充実している割合が高くなりました。

家庭で仕事の話をしたり、子どもの夢について考える機会が将来の仕事の充実度にも少なからず関係があることが伺えます。

③職業体験型テーマパークに行く

多種多様な職業を体験できる、職業体験型テーマパークで多種多様な職業を体験するのも良い方法でしょう。楽しみながら社会のしくみを学べるキッザニアでは、消防士や食品開発者、デザイナー、ゲームクリエイター、モデル、ダンサーなどさまざまな仕事を1日で体験できます。

体験を通じて子どもが働くことをイメージしやすくなり、将来就きたい職業について考えるようになったという声も届いているそうです。

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「将来役立つスキル」を身につけたい子どもにおすすめの習い事

では、将来どのようなスキルを身につければ、夢に近づけるのでしょうか。ここでは、様々な職業に関連する能力をもとに、習い事情報を紹介します。

①グローバルに活躍するための英語力を身につける|ラボ・パーティ

グローバル社会で活躍するためには、英語力が必要になります。英語を身につける方法には様々な種類があります。「ラボ・パーティ」は、英語劇活動を通して自己表現できる英語を育む教室です。

ラボ・パーティは、創業50年以上の指導実績がある英語教室で、世界中の物語を味わう活動を通して、豊かな日本語と生きた英語に触れることができます。BGM入りの絵本教材で朗読CDを何度も聞き、日本語と英語の枠を越えた言語力の基礎を育みます。

「テーマ活動」と呼ばれる英語劇を演じるグループ活動では、異年齢の子どもたちと力を合わせてつくりあげます。英語で表現するクリエイティブな力はもちろん、仲間と協力しあうことで、思いやりや協調性、社会性、リーダーシップが培われます。

・ラボ・パーティ
URL:「ラボ・パーティ」教室一覧
対象:3歳~中学生
コース&料金:7700円/月~
※詳しくは教室にお問い合わせください

②調べる・考える力を培う|「つくる・解決する」を楽しく学ぶ みらいミッテ

2020年度から始まった新学習指導要領では、「思考力・判断力・表現力」などの「生きる力」が重視されるようになりました。社会に出ても役立つ「生きる力」を育むスクールに「『つくる・解決する』を楽しく学ぶ みらいミッテ」があります。

みらいミッテは、「対話式進学塾1対1ネッツ」が運営する小学生のための体験型スクール。レッスンでは、「調べる」「つくる」「伝える」「解決する」の4つの学びで、好奇心や探究心、課題発見力、論理的思考力など12の能力を育みます。

「調べる」レッスンでは、図鑑や辞書、地図帳の使い方を学び、色の分解実験を通して「予想→実験→まとめ」の手順を体験し、分析力や探究心を養います。 

AIやロボットが活用されるこれからの未来、問題を発見し解決する力や、新しいものを生み出す力などがより一層求められています。 多様な材料を使ってクリエイティビティを磨くカリキュラムを通して、自ら考えて行動する力が育まれるでしょう。

・「つくる・解決する」を楽しく学ぶ みらいミッテ
URL:「『つくる・解決する』を楽しく学ぶ みらいミッテ」の教室一覧
対象:小学生
コース&料金:1万1000円/月
※詳しくは教室にお問い合わせください

③スピーチで言葉と表現力を磨く|KEEʼSこどもスピーチスクール

自分の考えを相手に伝わるように話すスキルは、キャリア教育においても重要といえます。現役のプロから話し方を学べる教室に「KEEʼSこどもスピーチスクール」があります。

講師が現役のアナウンサーのため、発声や腹式呼吸などの基礎をしっかり学べるのがスクールの大きな魅力。基本的なスキルを習得すると、人前で自信を持って話せるようになったり、聞き取りやすい声で話せるようになるのもうれしいポイントです。

レッスンでは、わかりやすい話し方や思考法をロジックツリーを使ってレクチャー。子どもの頃から伝えたいことを論理的に効率的に話す技術を学べます。オンライン受講も可能。

・KEEʼSこどもスピーチスクール
URL:「KEEʼSこどもスピーチスクール」の教室一覧
対象:年少~小学6年生
コース&料金:幼児スピーチクラス、小学校低学年クラス、小学校高学年クラス、マンツーマンレッスンなど|1万3200円/月~
※詳しくは教室にお問い合わせください

④プログラミングで課題発見・解決能力を養う|ステムアカデミーキッズ

これからの時代に求められるSTEM教育(「科学」「技術」「工学」「数学」の分野を統合的に学習すること)。プログラミングで算数脳も鍛えられる教室に「ステムアカデミーキッズ(STEM Academy Kids) 」があります。

レッスンの始めに、STEMの要素を融合した「プログラミングパズル」を解き、プログラミングの概念の理解を深めます。小学1年生でも数回パズルをやると、変数や演算子の意味を最低限理解できるようになり、プログラミング的思考の成長も自然と早くなるそうです。

教室では、小さい子どもでも親しみやすい「ビスケット」、慣れてきたら「スクラッチ」というプログラミングアプリを利用して、自ら描いた絵でアニメーションやゲーム、物語を作ります。

プログラムを組む上で必要な論理的思考力、作品を発想するクリエイティブな力、課題発見・解決能力が磨かれることでしょう。

・ステムアカデミーキッズ
URL:「ステムアカデミーキッズ」教室一覧
対象:小学生
コース&料金:7150円~
※詳しくは教室にお問い合わせください

まとめ

キャリア・パスポートは、子どもたちが将来、社会的・職業的に自立し、自分らしい生き方を実現するために導入された取り組みです。

家庭においても、子どもの興味に合った習い事などを取り入れながら、子どもの将来の夢や目標を育んであげましょう。キャリア教育の機会を増やしたいときや、キャリアに関する意識が高まり具体的な職業に関連するスキルを身につけたいときには、習い事の検討もぜひしてみてください。

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みらのび編集部
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