2022.03.28
習い事Q&A みらのび編集部

そろばんの「掛け算」のやり方 - 2桁×2桁・2桁×3桁の計算方法は?

そろばんで足し算と引き算をマスターしたあとは「掛け算」を覚えることになるでしょう。掛け算は、九九をしっかりと覚えることに加え、そろばんならではのやり方を理解する必要があります。この記事では、そろばんで掛け算をするときの基本的なやり方や、よくある質問を紹介します。

目次

  1. そろばんの掛け算の基本的なルール
  2. 掛け算をする際は「指を置くスタート位置」にも注意
  3. 2桁×2桁の掛け算をそろばんで計算する方法
  4. 2桁×3桁の掛け算をそろばんで計算する方法
  5. そろばんの掛け算についてよくある質問
  6. そろばんが学べるおすすめ習い事教室4選
  7. まとめ

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そろばんの掛け算の基本的なルール

そろばんでの掛け算には以下の3つの方法があります。

  1. 掛けられる数と掛ける数の両方をそろばんに置いてから計算する(両置き)
  2. 掛けられる数だけをそろばんに置いて計算する(片落とし)
  3. 掛けられる数と掛ける数のどちらもそろばんに置かずに計算する(両落とし)

この記事では、両落としでの掛け算のやり方を紹介します。

例「3×365」をそろばんで計算してみよう

3×365を計算する場合、算数ではまず、3×5、次に、3×6、最後に、3×3と、一番小さな位から計算して繰り上げて計算していきますが、そろばんでは、一番上の位から計算していきます。

はじめに、3に、365の一番上の位にある3をかけるところからスタートしましょう。

3×3の答えである、9をそろばんに置きます。下の画像を見てみましょう。

百の位に9が置かれ、900が表されました。

次に、3に6(365の十の位)をかけます。

計算する桁が変わるため、1つ右の位を一の位として、答えの18を置きます。

十の位を一の位として18を足すと、百の位の9は繰り上げになり0となります。そのかわりに、千の位に1を足します。すると、画像のように合計が1080と表されます。

次は、3に5(365の一の位)を掛けます。桁が変わるため、1つ右に一の位をずらし、答えの15を足しましょう。

十の位に1を足し、一の位に5を足します。答えは1095となります。

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掛け算をする際は「指を置くスタート位置」にも注意

そろばんで掛け算をする場合には、計算している桁を間違えないように指を置く方法があります。答えで一の位が0になるときや、小数点を含んだ問題では、計算する桁を間違えやすいからです。

指を置かずに計算できるように慣れるまでは、指を置いて計算すると良いでしょう。下の写真のように、左手の人差し指を置くのが一般的です。

これは、右から2つ目の定位点を、答えを置く際の一の位と考え、計算を始めるときの指の位置です。

ポイントとなるのは、指を置くスタート地点です。答えの数字を表す際に、どの場所を一の位とするか、まずは上の画像のように定位点を決めます。その後は、計算する桁数によって、最初に指を置く場所を変えていきます。

いくつか方法がありますが、ここで紹介する方法は、定位点から「掛けられる数の桁数+掛ける数の桁数-2」をした数の分だけ左に桁を移動した位置が、最初に計算する答えの一の位となります。

この方法で計算すると、最終的な答えの一の位が、最初に決めた定位点となるため、初心者にとってわかりやすいと言われています。

例「82×4」を計算してみよう

「82×4」は、2桁×1桁の計算となります。もう一度最初に計算する桁の場所の決め方をおさらいしましょう。

定位点から「掛けられる数の桁数+掛ける数の桁数-2」をした数の分だけ、左に桁を移動した位置が、最初に計算する答えの一の位となる

2桁×1桁の計算の場合、2+1-2を計算します。答えは1となるため、定位点から1桁左にずれたところに指を置きます。これが最初の計算の答えを置く、一の位の場所になります。

下の画像を見てみましょう。

「82×4」の計算は8×4から始まります。答えは32です。この答えをそろばんに置きます。指のある位置が、一の位です。下の画像を見てみましょう。

百の位に3を置き、十の位に2を置きます。するとそろばんの上では、定位点から数え、320と表されます。これで80×4の答えが表されました。次の計算に移りましょう。

次の計算は、82の一の位である2に、4を掛けます。桁の計算結果が0となるため、指を定位点に置きます。この位置が、次の計算の答えの一の位になります。下の画像を見てみましょう。

2×4の答えは8です。そろばんに置くと、一の位が8となり、合計の数が328と表されます。

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2桁×2桁の掛け算をそろばんで計算する方法

次に、「36×24」で、2桁×2桁の掛け算にチャレンジしてみましょう。もう一度最初に計算する桁の場所の決め方をおさらいしましょう。

定位点から「掛けられる数の桁数+掛ける数の桁数-2」をした数の分だけ、左に桁を移動した位置が、計算する答えの一の位となる

最初の計算は、2桁×2桁の掛け算になるため、2+2-2を計算します。答えは2です。定位点から左に2桁移動した場所に指を置きます。下の画像を見てみましょう。

定位点から桁を2つ移動した指の位置が、最初に行う計算の答えの一の位となります。最初の計算は、「36×24」の最も大きな位となる3×2となります。3×2=6の答えを、指を置いている桁に置きます。

百の位に6が置かれました。答えは600となります。

次に、「36×24」の掛けられる数の一の位である6に、掛ける数の一の位である4を掛けます。桁の計算結果は1です。指を定位点から1つ左の桁に置き、6×2を計算しましょう。

6×2の答えである12を、指が置かれている桁を1の位としてそろばんに置きます。百の位に1を足し、十の位に2を足します。そろばんの上では、600に120を足す計算になり、答えとなる720が表されました。

次の計算は、「36×24」のうち、掛けられる数の十の位である3と、掛ける数の一の位である4の掛け算を行います。

十の位に一の位の数を掛ける計算になり、桁の計算数は1です。定位点から1つ左の桁に指を置きます。次の画像を見てみましょう。


3×4の答えである12を、指が置かれている桁を一の位としてそろばんに置きます。百の位に1を足し、十の位に2を足します。720に120を足す計算になり、答えは840と表されます。

最後に、「36×24」の一の位と一の位の掛け算を行います。下の画像を見てみましょう。

最後は「36×24」のうち、一の位と一の位の計算となります。桁の計算数は0となるため、定位点に指を置きます。

6×4の答えは24です。24を、指のある桁に置きます。下の画像を見てみましょう。

十の位が6となり、一の位が4になります。840に24が加算され、答えは864と表されます。

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2桁×3桁の掛け算をそろばんで計算する方法

2桁×3桁の掛け算になっても、やり方は変わりません。ここでは、「18×234」の計算を例に見てみましょう。もう一度最初に計算する桁の場所の決め方をおさらいしましょう。

定位点から「掛けられる数の桁数+掛ける数の桁数-2」をした数の分だけ、左に桁を移動した位置が、計算する答えの一の位となる

2桁×3桁の掛け算なので、2+3-2を計算します。答えは3となります。定位点から3つ左にずれた場所に指を置きましょう。

上の画像の指の位置が、最初の計算の答えを置く一の位となります。最初の計算は、「18×234」のうち、それぞれの数字の最も大きな位にある、1×2を行います。

1×2の答えである、2を指を置いている千の桁に置きます。2000がそろばんに表されました。

次は、「18×234」のうち、掛けられる数の一の位に、掛ける数の百の位を掛けます。下の画像を見てみましょう。

8×2を計算します。桁の計算の答えが2となるため、指の位置を定点から右の桁に2つ移動して、8×2の答えである16を置きます。

指が置かれている桁を一の位とするため、千の位に1を、百の位に6を、それぞれ足します。答えは3600と表されます。次の計算に移りましょう。

次は、「18×234」のうち、掛けられる数の十の位である1に、掛ける数の十の位である3を掛けます。指の位置を決める桁の計算数は2です。定位点から2つ桁を移動した位置を一の位として、1×3を計算します。

1×3の答えは3です。指が置かれている桁を一の位としてそろばんに置きます。百の位に3を足します。3600に、300を足すことになり、答えは3900と表されます。

次の計算に移りましょう。

次の計算は、「18×234」のうち、掛けられる数の一の位である8に、掛ける数の十の位である3を掛けます。指の位置を決める桁の計算数は1です。指の位置を、定位点から1つ左の桁に置きます。

ここに、8×3の答えを置きましょう。答えは24です。指が置かれている桁を一の位としてそろばんに置きます。百の位は9に2を足すことになり、繰り上がるため1となり、千の位に1を足します。十の位に4を足します。3900+240の答えである4140がそろばんに表されます。

次の計算に移りましょう。

「18×234」のうち、掛けられる数の十の位である1に、掛ける数の一の位である4を掛けます。指の位置を決める桁の計算数は1です。指の位置を、定位点から1つ左の桁に置きます。

1×4の答えは4です。指が置かれている桁を一の位として、そろばんに4を置きます。十の位の数字である4に4を足すと8になります。答えは4180と表されます。

最後の計算に移りましょう。

「18×234」のうち、掛けられる数の一の位である8に、掛ける数の一の位である4を掛けます。指の位置を決める桁の計算数は0です。指を定位点に置きます。

指の位置に、8×4の答えを置きます。8×4の答えは32です。十の位は8+3となるため、繰り上がり、百の位に1を足します。十の位は1となり、一の位は2となります。答えは4212と表されます。

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そろばんの掛け算についてよくある質問

そろばんの掛け算について基本的なやり方を説明しました。そろばんの掛け算には、主に3つのやり方があります。掛けられる数と掛ける数を両方をそろばんに置いてから計算する方法のほか、「片落とし」「両落とし」というやり方があります。それぞれどんな違いがあるのかや、そろばんの掛け算についてよくある質問を紹介します。

「両置き」「片落とし」「両落とし」は何が違う?

そろばんでの掛け算には3つのやり方があります。

一般的に使われているのは「片落とし」と「両落とし」です。

「片落とし」は、掛け算の問題の掛けられる数だけをそろばん上に置き、掛ける数は置かずに問題を見ながら解いていく方法です。

「両落とし」は、問題を見て頭の中で計算し、答えだけをそろばんに置いていく方法です。

難易度の低い「両置き」や「片落とし」から始めるそろばん教室があるほか、スピードのために「両落とし」から始める教室もあります。

両落としのほうが計算のスピードは速くなります。そろばんが上達して検定などを目指すようになると、両落としに変える必要が出てきます。その際、片落としに慣れてしまっていると、理解するのに時間がかかってしまうこともあります。両落としには、掛け算・暗算が早く習得できるというメリットがあるため、最初から両落としを教えるそろばん教室があります。

どちらのやり方でも、そろばんによる計算力・暗記力は身についていきます。そろばん教室で習う場合は、先生に考え方をよく確認しておくと良いでしょう。

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小数点の掛け算をする方法は?

小数点の掛け算も基本的には整数の掛け算と一緒です。

例えば、28×0.35といった計算の場合、2桁×0桁の計算になります。指の配置する場所は、2+0-2=0で、定位点の場所が最初の計算の答えの一の位となります。

2×3、8×3、2×5、8×5の順に計算し、定位点のある一の位が9、小数第1位が8となり、答えは9.8となります。

注意したいのは、数字が0.002のように、小数点以下の小数部に0がある場合です。

例えば、31×0.0005の場合、2桁+マイナス3桁-2=-3で、定位点から3つ右にずれたところが最初の計算の一の位となります。そこから3×5、指の位置を1つ右の桁に移動して1×1を計算すると、定位点のある一の位は0、小数第1位の桁も0で、小数第2位の桁が1、小数第3位の桁が5、小数第4位の桁が5となり、答えが0.0155が表されます。

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そろばんが学べるおすすめ習い事教室4選

家庭でも学習することができるそろばんですが、掛け算のやり方を教えるのは慣れていない人には難しいかもしれません。きちんとそろばんの使い方をマスターし、効率的に学習するなら、そろばん教室に通うのがおすすめです。教室によって教え方や雰囲気などは異なるため、子どもに合ったそろばん教室を選びましょう。

①未来こども教室 そろばん教室

14級の子から1級を目指す子まで、さまざまなレベルの生徒が受講している「未来こども教室」。子どもたちにとって「将来本当に役立つ能力」を身につけさせることを目的に幅広い種類の習い事を用意しており、そろばん教室は現在、東京都内に約50教室を展開しています。

先生が数字を読み上げて全員が一斉にそろばんを弾く、いわゆる読み上げ算はやらず、生徒一人ひとりを個別に指導。間違えたところを講師がピンポイントで教える指導スタイルとなっています。初心者でも楽しく学べるよう、ゲーム感覚で解ける工夫や丁寧な指導を徹底しており、上達すればするほど、より難しい問題を解きたくなるチャレンジ精神も育っていきます。

また、あいさつや返事といった礼儀作法も大切にしており、けじめのある動作ができるよう「心の教育」も同時に指導しているのも特徴です。

・未来こども教室 そろばん教室
URL:「未来こども教室 そろばん教室」一覧
対象:年中~小学6年生
コース&料金:小学生コース(4070円/月)、キッズコース(2420円)、ほか入会金、維持費など
※詳しくは教室にお問い合わせください

②そろタッチ ウィズダムアカデミー

30種類以上の習い事が選べる民間学童「ウィズダムアカデミー」。そのラインナップにある「そろタッチ」は、iPadのアプリを使って「そろばん式暗算」を習得する最新の学習法です。アプリには、歌やゲーム、ランキングなど子どもを夢中にする要素がいっぱいで、自分のペースで楽しみながら、効率的にハイレベルな暗算力を身につけることができます。

教室では、アプリ上で得点を競うゲームで友だちと競い合ったり、アプリの学習歴から自動的に作成されたペーパーテストも実施。子どもたちには自宅でもそろタッチに取り組んでもらい、教室では友だちとのアクティビティで能力の定着を目指す、という指導スタイルとなっています。

計算力・暗算力はもちろんのこと、目標を見つけてチャレンジする習慣が身につくことや、「努力すれば成長できる」と実感できる点も大きな魅力です。

・そろタッチ ウィズダムアカデミー
URL:「そろタッチ ウィズダムアカデミー」一覧
対象:年長~小学生(教室によって異なります)
コース&料金:レギュラー会員(8800円/月)、レッスン会員(9900円/月)、ほか入会金など
※詳しくは教室にお問い合わせください

③珠算教室 ウィズダムアカデミー

「珠算教室」は、「そろタッチ」と同じく民間学童「ウィズダムアカデミー」に用意されている習い事のひとつ。数字の感覚、そろばんの感覚を体にしみこませるために、とにかくひたすら問題を解いていくことを重視したそろばん教室です。

15級から9級までは「基礎編あたらしいしゅざん(暁出版)」、8級以上は全国に普及している全国珠算教育連盟(全珠連)の検定用テキストを使用し、それぞれのペースでテキストをこなしながら1級を目指していきます。上級者向けにはさらに高いレベルの応用計算のテキストも。積極的にそろばんを続け、検定試験を受ける子が増えてきているのも特徴です。

根気よく飽きさせないように、子どもたちがそろばんを好きになるように工夫した指導を行なっており、先生が個別にピンポイントでわからないところを教えてくれるので、ひとりで机に向かってコツコツやり抜く力が伸びることも期待できます。

・珠算教室 ウィズダムアカデミー
URL:「珠算教室 ウィズダムアカデミー」一覧
対象:年長~小学生
コース&料金:レギュラー会員(6600円/月)、レッスン会員(7700円/月)、ほか入会金など
※詳しくは教室にお問い合わせください

④かじつ(佳日)そろばん教室

本格的な指導に加え、練習結果のデータを活用した「最大効率の上達メソッド」を採り入れているのが特徴の「かじつ(佳日)そろばん教室」。タブレット端末をはじめ、IoTによるオートロック、独自に開発した「そろばんデータポータル」、オンラインの通信教育「おおぞらパス」と、至るところにITが融けこんでいるのが特徴です。

塾長の髙橋佳朗先生と根岸秀成先生は、2人とも珠算・暗算検定で最高段位の10段、そろばん大会で日本一の座を獲得した腕前の持ち主。全国珠算教育連盟(全珠連)準拠のテキストや、教室独自のプリントを使用し、先生と生徒がコミュニケーションを取って理解度を確認しながら学習を進めていきます。

参加するのに年齢制限はなく、そろばん上段にある珠一つが5の数を表すと理解できること、0〜9までの数字が書けることなどの条件を満たせば、入塾が可能です。

・かじつ(佳日)そろばん教室
URL:https://miranobi.asahi.com/school/6986
住所:東京都杉並区久我山5-20-3
対象:年齢での縛りはなく、条件を満たせば何歳でも受講可能
コース&料金:8800円/週1回、1万2100円/週2回、1万4300円/週3回、ほか入会費、オプション代など
※詳しくは教室にお問い合わせください

まとめ

そろばんを始めたばかりの初心者にとっては、足し算・引き算に比べると難易度が上がる掛け算。様々なやり方がありますが、どのやり方でも計算力・暗記力は身についていきます。まずはそろばん教室の先生が教えてくれるやり方で、掛け算に慣れることから始めると良いでしょう。

みらのびでは、取材してまとめた習い事教室の詳細情報を検索できます。無料体験への申し込みもできるため、ぜひ比較検討してみてください。

おすすめそろばん教室一覧

そろばんが習える民間学童「珠算教室 ウィズダムアカデミー」

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みらのび編集部
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