2022.04.22
習い事Q&A みらのび編集部

作文の書き方のコツは?原稿用紙の使い方や上手な文章を書くためのポイントなどを解説

子どもの作文にはどうアドバイスをすればいいの?この記事では、保護者向けに子どもの作文を添削するときに注意したいポイントや、書くコツをまとめて紹介します。

目次

  1. 作文を書くには
  2. 上達する作文の書き方のコツ
  3. 親が子どもの作文の添削やアドバイスをするときのポイント
  4. 作文に関連する「国語力」「読解力」を伸ばすおすすめの習い事教室
  5. まとめ

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作文を書くには

最初は上手に書くことよりも、思ったことを文字にして書くことに慣れることが大切です。思ったことや感じたことが文章になっていれば作文ですので、まずは最低限必要な原稿用紙の使い方だけよく確認しておきましょう。

基本的な原稿用紙の使い方 

原稿用紙の基本的な使い方のポイントを10個紹介します。

画像の番号と、下記の項目を照らし合わせて見てみましょう。

  1. タイトルは行の上(行頭)を2~3マス空けて書きます
  2. 名前を書くときに姓と名の間は1マス空けます
  3. 名前の最後の文字のあとは1~2マス空けます
  4. 段落の書き始めは一番上を1マス空けて書き始めます
  5. 句読点は1文字として扱います。書くときはマスの右上に書きます
  6. 句読点は行頭には書きません。行頭に来るときは前の行の最後のマス(行末)に文字と句読点を一緒に書き込みます
  7. 小さい「っ・ゃ・ゅ・ょ」を書くときも1マス使います。マスの右側に書きます
  8. 会話文は改行して書き始めます
  9. 「」はそれぞれ1文字ずつ扱います。「をマスの下側に書き、」はマスの上側に書きます。小学生は、会話文の2行目で行頭を1マス空けることを習うことがあります。これによってかぎかっこが目立ち、会話文が見やすくなるメリットがあります
  10. 文末の句点と括弧は、1つのマスに一緒に書きましょう(。」)

まずはこの10のポイントを確認して、どんどん書き始めてみると良いでしょう。

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上達する作文の書き方のコツ

どのような順序で書くことを考えていくと良いのか、ヒントとなる情報をまとめて紹介します。

①作文のテーマを決める

ここでは、作文の神様とも呼ばれ、作文指導の著書を数多く書いている、岩下修先生が紹介した作文のコツを中心に、様々な方法を見てみましょう。

岩下先生によれば、はじめに作文で自分が何を伝えたいのかを明確にしたほうが本文が書きやすくなります。まずは書く内容のテーマだけを決めましょう。具体的なタイトルは文章を作成してから決めます。

②構成を考える

書きたい内容が大まかに決まったら、次は構成を作りましょう。岩下先生は「必ず4段落に分けて書くのが鉄則」だと説明しています。

・「はじめ」…これから自分が書く内容を簡単に紹介する
・「なか1」…テーマに関して何か一つのことを書く
・「なか2」…テーマに関して何か一つのことを書く
・「まとめ」…なか1・なか2を書く中で考えたことをまとめる

例えば、「はじめ」で「好きな場所について書く」と説明したときには、どんな場所が好きなのかを、「なか1」と「なか2」に分けて、2つ書くようにしましょう。

2つの内容に共通する点を「まとめ」に書くと、作文の内容が整理しやすくなります。

③タイトルは最後に付ける

「なか」で書いた2つの要素を、「まとめ」に整理したときに、例えば「広い場所が好きだとわかった」という結論であれば、「広い場所が好き」とタイトルを決めることができます。

このように、タイトルを後で書くと決めておくと、途中でタイトルに縛られることなく本文を作成することができるため、効率的だと言われています。

④見直しをする

全体が整ったら、タイトルから読み直してみましょう。一般的に文章の間違いなどを探すときによく使われる方法は、小さな声で良いので口を出して読んでみることです。文章の不自然なところに気がつきやすくなります。少し時間が経ってから読み直すことも効果的です。

リズムが悪いと感じたところや、同じ言葉を何度も繰り返していることに気づいたところは、整理して書き直すと良いでしょう。

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⑤上手な書き出しを考えることも大事

作文自体に慣れてきたら、この文章はおもしろそうだ、もっと先まで読んでみたい、と思ってもらえるように、書き出し方を工夫してみましょう。

ここでは、簡単に真似しやすい書き出しのパターンを10個紹介します。

  1. 自分の意見、結論から書く
  2. 発見を書く
  3. セリフや会話から書く
  4. 疑問から書く
  5. 悩みから書く
  6. 音から書く
  7. 繰り返し言葉から書く
  8. 物語風に書く
  9. 告白から書く
  10. 動作から書く

例えば、下記の原文があったとします。

原文:ぼくの好きな場所について書きます。

これを、上で紹介したパターンに当てはめてみましょう。

  1. 学校で一番好きな場所は「図書室」だ。(結論・意見)
  2. 衝撃的な本に出会ってしまった。(発見)
  3. 「これ見てみなよ」「うわ!すごいねこれ!」(セリフ・会話)
  4. なぜ彼はいつもあの席に座るのか。ずっと疑問だった。(疑問)
  5. 本を読むのが大の苦手だ。(悩み)
  6. 「ゴトッ……」(音)
  7. 読んで、読んで、読みまくった!(繰り返し)
  8. 図書室で本を探していたときのことだった(物語風)
  9. これまで黙っていたことを書こうと思います。(告白)
  10. つま先で立ちながら、本をつかみ取ろうと左手を伸ばす。……(動作)

これらのパターンを、書いている内容に当てはめて書き直してみると、書き出しの読み応えが変わってくるかもしれません。

例を見てみましょう。

ぼくの一番好きな場所について書きます。それは図書室です。なぜなら静かだからです。うるさい人がいるといやな気持ちになります。

内容によって方法は様々ですが、その時のことをよく思い出してできるだけ具体的に書くことで、書き出しを工夫できることもあります。

「コラ!」。先生は騒ぎ続けていた男子を注意しながら外に連れ出した。しばらくして部屋がシーンと静まり返る。ようやくいつもの図書室に戻ってホッとした。騒がしくなった理由は……

その場の雰囲気がよく伝わり、その後の展開に興味を持ってもらえるように、様々なパターンを試してみましょう。

⑥食べ物の感想を「おいしかった」を使わずに書いてみる

ここでは、教育情報メディア「ソクラテスのたまご」に掲載された教師の須貝誠さんのヒントを参考にしてみましょう。

それは、食べ物の感想を書くときに「おいしかった」以外の言葉で説明する練習です。同じように、遊びの感想を「たのしかった」を使わずに説明することで、文章をより具体的に書くことができるかもしれません。

「お弁当がおいしかった」という内容なら、「どんなお弁当だったの?」「何を食べたの?」「甘かったの?」と質問をしてあげることで、子どもが書く内容を具体的に考えられるようサポートすることができます。

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⑦文章を書くのが苦手な場合は「最初」と「最後」から書いてみる

何を書いたら良いのかわからないときは、最初に決めたテーマに対して、どんなことを思ったのか、結論を先に書いてしまうのも方法の1つです。

「好きな場所について書く」ことが決まり、「広いところが好き」ということがわかっていたら、「どこが好きだったの?」と聞いてあげることで、具体的な場所が思い浮かぶかもしれません。

⑧同じ語尾が連続しないように調整してみる

文章をある程度書き終えたら、語尾がいつも同じになっていないかも確認してみましょう。

例えば、下記のように同じ語尾が何度も続くと単調で不自然な文章になります。

好きな場所について書こうと思います。学校の図書室や市立図書館が好きだと思います。ぼくはとにかく静かで本のあるところが好きだと思います。理由はおもしろそうな本を見つけ出したり、物語のなかに没入したりする時間が好きだからだと思います。

語尾のパターンを変えることで、下記のように工夫・整理できるかもしれません。

好きな場所について考えてみました。学校の図書室、市立図書館など、とにかく本が読める静かな場所が思い浮かびます。おもしろそうな本との出会いや、物語に没入できる静けささえあれば、毎日最高の気分で過ごせると思いました。

語尾を毎回必ず変える必要はありませんので、連続しすぎて不自然にならないように整理しながら、違和感なく読める文章になるよう工夫してみましょう。

⑨ある程度書けるようになったら「一番伝えたい」ところにフォーカスしてみよう 

全体が整ってきたら、一番伝えたいところの説明をもっと詳しく書いてみましょう。

昨日はかけっこで〇〇くんと勝負しました。勝ててとても嬉しかったです。

と書いていた文章があったとします。これをもっと詳しくしてみましょう。例えば、下記のように書けるかもしれません。

昨日かけっこで〇〇くんと勝負しました。最初は勝てると思っていなかったので、ゴールギリギリで〇〇くんを抜いたときは、嬉しくて顔がニヤけていました。

このように、より具体的に書くことで、臨場感が伝わるかもしれません。

そのほか、文科省の海外子女教育、帰国・外国人児童生徒教育等に関する総合ホームページ「CLARINET」にある、作文指導のために作成した資料も参考にできます。初級・中級・上級に分けたワンポイントアドバイスが掲載されているため活用しましょう。

初級には下記の5か条が掲載されています。

【よい文章を書くための15か条】
初級
「わたしは/ぼくは」をいちいち書かない。
必要のない「そして」を書かない。
文(センテンス)を短くする。
文脈から判断できる言葉や部分(不要な言葉)は削る。
文末の文体を揃える。

親が子どもの作文の添削やアドバイスをするときのポイント

注意したいのは「ダメだし」です。大人が読めば改善点が多く見えるのは当たり前のことですが、ダメだしばかりで子どもが作文を嫌いになってしまっては本末転倒です。

子どもにとって作文は大変な作業ですので、「もっとこうしたほうが良い」と言う前に、書いてある内容のおもしろい点や驚いた点がどこだったのかを、しっかりと伝えてあげましょう。

その上で、本人がもっとうまく書くにはどうすれば良いのか悩んでいるときは、子どもが自分で好きな方法を選んで試せるように、様々なコツを紹介すると良いでしょう。

”書くこと”に楽しみながら慣れる「未来こども教室 かきかた書道教室」

作文に関連する「国語力」「読解力」を伸ばすおすすめの習い事教室

作文が好きな子どもなら、「国語力」「読解力」「スピーチ力」などを磨ける習い事もおすすめです。作文に必要な、思考力、記述力、表現力につながるおすすめの教室を紹介します。

①ピグマキッズセレクト ウィズダムアカデミー

3歳から小学6年生までを対象とした、習い事と送迎サービスつきの民間学童として注目を集める「ウィズダムアカデミー」。30種類以上ある習い事の1つが「ピグマキッズ」です。

大手学習塾のサピックス(SAPIX)が開発した小学1年生から4年生向けの教材を使用し、まだ長い文章を読むことに慣れていない子どもたちに対しても、文中のキーワードを的確に把握する方法を専門指導員が丁寧に指導します。

子どもたちが楽しみながら考えられるような問題が多数そろっており、「論理的思考力」「記述力」を段階的に習得できます。

子どもの文章力に対する相談を保護者から持ち掛けられることも少なくありません。そのため、一人ひとりのレベルや特徴に合わせ、身近な事柄を短文で表現するような授業も実施し、文章を書くことや作文に対する苦手意識を自然と取り除いていく取り組みにも力を入れています。

・ピグマキッズセレクト ウィズダムアカデミー
URL:https://miranobi.asahi.com/article/6760
対象:小学1年生~小学4年生
コース&料金:レギュラー会員 9900円/月、レッスン会員 1万1000円/月 など
※詳しくは教室にお問い合わせください

②KEEʼSこどもスピーチスクール オンライン

「KEEʼS(キーズ)こどもスピーチスクール」は、企業のトップの方々も話し方について学ぶKEEʼSのプログラムを子ども向けに構成した教室です。

現役のアナウンサーから発声や腹式呼吸、話し方の基本的なスキルを学ぶことができる点が魅力で、スピーチにおけるさまざまなノウハウを身につけることで、人前での発表が苦手だった子どもも、堂々と発言できるようになったり、聞き取りやすい声で自分の意見を表現できるようになります。

また、ただ話をするだけでなく、ロジックツリーを用いて伝えたいことを論理的、効率的に組み立てる思考法もレクチャーします。文章作成に必要な構成力なども身につくでしょう。

・KEEʼSこどもスピーチスクール オンライン
URL:https://miranobi.asahi.com/school/4817
対象:年少~小学6年生
コース&料金:幼児スピーチクラス(年少~年長)|1万3200円/月 、低学年クラス(小学1年生~3年生)|1万3200円/月 、小学生高学年クラス(小学4年生~6年生)|1万3200円/月 など
※詳しくは教室にお問い合わせください

③未来こども教室 かきかた書道教室

「未来こども教室」は2008年に設立。「将来本当に役立つ能力」に着目し、子どもたちにさまざまな力を身につけさせることを目的としています。

「かきかた書道教室」で学ぶことができるのは、鉛筆を使用する「かきかた」、毛筆を使用する「書道」の2コース 。どちらのコースでも、文字の美しさを際立たせる線の書き方を大切にしながら、オリジナルの教材を用い、お題の文字を書く練習をくり返します。

進級するにつれて漢字の難易度が高まっていく ため、チャレンジ精神ややり抜く力を育みつつ、先生からの指導を通じ、より上手に書くための課題発見力や解決力の向上も期待できます。 

この「かきかた書道教室」の他にも、「そろばん教室」や「作文教室」などを運営しており、礼儀作法、集中力、正しい姿勢、自己肯定感、そして自ら考え学ぶ力の育成に注力しています 。

・未来こども教室 かきかた書道教室
URL:https://miranobi.asahi.com/article/8742
対象:年少~小学6年生
コース&料金:かきかた(年少~小学生)|3080円/月、書道(年長~小学生)|月謝4400円/月 など
※詳しくは教室にお問い合わせください

まとめ

作文の書き方のコツをまとめて紹介しました。原稿用紙の使い方を覚えたら、はじめは難しく考えずにどんどん書いていくと良いでしょう。

添削やアドバイスをするときは、作文のダメ出しから始まらないように要注意。まずは、子どもが作文を好きになるように、書いた内容に対して共感したり、おもしろいところをほめたりしてあげたうえで、様々なコツを提案していくのが良いでしょう。

作文を魅力的にする方法はたくさんあるため、子どもが楽しんでいるようであれば、習い事教室を検討することもおすすめです。作文、習字、スピーチなどを通して、文章を構成したり読みあげる機会を増やせば、総合的な国語力を磨くこともできるでしょう。

SAPIXの教材を使って記述力も磨く「ピグマキッズセレクト 」

現役アナウンサーから論理的思考を学ぶ「KEEʼSこどもスピーチスクール」

”書くこと”に楽しみながら慣れる「未来こども教室 かきかた書道教室」

みらのび編集部
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