2022.06.24
習い事Q&A みらのび編集部

体が硬い子ども向け|体が柔らかくなる方法・注意点を運動/食事/習い事に分けて解説

体の柔軟性は、動きのしなやかさだけでなく、けがの予防などにも関係します。この記事では、健康にかかせない体の柔らかさについて知っておきたいことや、効果的なストレッチ方法などについて、情報をまとめました。

目次

  1. 子どもの体が硬いと、どんなデメリットがあるの?
  2. 子どもの体を柔らかくするストレッチ方法
  3. 子どもの柔軟性を高めるおすすめの習い事
  4. まとめ

スポーツ・武道でおすすめの教室一覧

子どもの体が硬いと、どんなデメリットがあるの?

体が硬すぎる場合、関節の可動域が狭く十分に曲がらず、血行が悪くなったり、疲れやすくなったり、けがをしやすくなるリスクがあるといわれるほか、体力や運動能力の低下だけでなく、運動のしすぎによるスポーツ障害も起こりやすくなるといわれています。

2018年12月、朝日新聞デジタルは、体が硬く、片足立ちができなかったり、しゃがみ込みができなかったりと、バランスを取ることができない子どもの状態を意味する「子どもロコモ」という言葉を紹介しました。

「子どもロコモ」という言葉は、中高年によく見られる、足腰が衰え自分の足で移動する力が低下した状態をさす「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」が子どもにも現れていると、北本整形外科(埼玉県北本市)院長の柴田輝明さんが使い始めた言葉でした。

2021年2月、ヘルスケア情報サイト「ドクターサーチみやぎ」に掲載された、仙台市医師会理事の佐々木祐肇先生へのインタビューでは、コロナ禍での活動制限によって体力低下・体調変化が子ども達に見られると解説しており、その傾向にはますます拍車がかかっていると考えられます。

また、佐々木先生は同記事で体の柔軟性が骨の成長にも影響し、骨粗しょう症のリスクにも関係することを指摘しており、健康寿命の延伸のために生涯を通じて運動を継続することが大切だと話しました。

体が硬い子どもには「ストレッチ」がおすすめ

日本医師会をはじめ、多くの医師が継続的なストレッチを推奨しています。日本医師会では、ストレッチをするときのコツとして、下記の方法をおすすめしています。

基本的なストレッチのやり方

1.伸びている筋肉に意識を集中させる
2.痛みを感じない程度に筋肉を伸ばす
3.息を止めずにリラックスして自然な呼吸をする
4.1つのストレッチを10~20秒間かけて行なう
5.反動をつけずにゆっくりと筋肉を伸ばす

食事なども適宜見直そう

特定の食事が直接体の柔軟性に影響するかどうかはわかりませんが、けがをしない健康な体づくりには、しっかりとした筋肉などが必要です。ここでは、アスリートが心がけている食事などを参考にしてみましょう。

日本スポーツ振興センターは、貧血、疲労骨折等の各種けが、脱水症状等を避けるためのアスリート向けの食事として推奨する、食習慣と食事の内容を紹介しています。

食習慣については、下記の4項目が重要だといわれています。

1.欠食をしない
2.好き嫌いをしない
3.「基本的な食事の形」をそろえる
4.トレーニングスケジュールに合わせて食事時間と内容を考える

ここで「基本的な食事の形」とされているのは、下記の5品目を揃えることだといわれています。

1.主食(からだを動かすエネルギー源:ご飯、パン、麺類)
2.主菜(筋肉や骨、血液の材料となる:肉類、魚介類、卵、大豆・大豆製品)
3.副菜(体調を整えたり、骨や血液の材料となる:野菜、いも、きのこ、海藻)
4.牛乳・乳製品(骨や歯を形成する)
5.果物(疲労回復に役立つ)

これらの項目が食事に不足していると感じる場合は、意識して追加してみましょう。

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子どもの体を柔らかくするストレッチ方法

気軽にできる、子どもの体を柔らかくするストレッチ方法を紹介します。急に勢いよく始めると体を痛めてしまう可能性があるので、十分に準備運動をすることをおすすめします。また、ストレッチ中に痛いと思ったときは無理をしないことが大切です。

①股関節を柔らかくするストレッチ

股関節は両脚のつけ根にあり、骨盤と大腿骨をつないでいる関節です。フィットネスクラブ・スポーツクラブ・スポーツジムのルネサンスが運営する情報サイト「ルネサンスマガジン」によると、股関節周りの筋肉が硬くなれば血行が滞り、老廃物がうまく排出されないことで冷えやむくみが起こりやすくなり、運動機能の低下も考えられます。

では、どのようなストレッチをすると良いのでしょうか。ここでは、コナミスポーツクラブが提案している内容を一部紹介します。一般的に行われている簡単なストレッチです。試してみましょう。

1.床にあぐらをかいて座る
2.両足の裏を合わせる
3.足先を両手でつかみ、体に引き寄せる
4.ひじを使ってひざを床に向けて押す

股関節を柔らかくすることで、運動パフォーマンスが高まり、けがのリスクも減るといわれています。ほかにも、様々なストレッチ方法があるため、無理のない範囲で日常に取り入れてみましょう。

②骨盤まわりをゆるめるストレッチ 

骨盤は腰の部分をつくる骨格で、中に下腹部の内臓を入れる機能を持っています。骨盤まわりの筋肉や関節が硬いと、腰に痛みを感じやすくなるといわれています。

医療用機器の開発・販売を手がけるオムロン社は、自社のコラム記事で「骨盤部分には、多様かつ繊細な神経ネットワーク(仙骨神経叢、下腹神経叢など)があり、下肢の筋肉や骨盤内の内臓(腸、生殖器、膀胱など)の機能を調節しています」と解説。ストレッチを通じて骨盤まわりの筋肉をゆるめたり、骨盤の位置を矯正したりすることで、健康な体を維持できると説明しています。

ここでは、鹿児島県国民健康保険団体連合会がおすすめしているストレッチを紹介します。猫背の場合とその逆である反り腰それぞれの対策に加え、横への動きを意識した動きもあります。試してみましょう。

骨盤が後傾している(猫背)の場合

1.お尻3分の1くらいを横にはみ出して座る
2.片方の足をできるだけ後ろに伸ばす(体は前に倒れてもいい)
3.このまま両手を前について体を起こす
4.5秒から6秒かけて前に戻し、また起こす
5.もう片方の足も同様にストレッチする
6.息を吐きながらお腹を引っ込め骨盤を後ろに傾ける
7.骨盤を後ろに傾けた姿勢を5秒くらい続ける

骨盤が前傾している(反り腰)の場合

1.椅子に浅く座る
2.息を吐きながらぎゅ〜っとお腹を引っ込めて骨盤を後ろに傾ける
3.5秒から6秒くらいかけて行う

左右の傾きのストレッチ

1.足を組む
2.足を組んだときに上になる足と同じ側の手を上げる
3.もう一方の手は椅子の少し前を持る
4.息を吐きながら手を上げている側の逆方向斜め前に体を倒す
5.お尻が上がらないように注意し、椅子にお尻をつけたまま倒す
6.反対も同様に行う

③親子でできる柔軟体操

大阪府寝屋川市スポーツ推進委員では、けがをしにくい体づくりのために、親子でできるストレッチを提案しています。

1.親子で向かい合い、開脚して床に座る
2.開いた親の足首の内側に、子どもの足をつっかえ棒のようにくっつける
3.手をつなぐ
4.息を吐きながら4秒ずつ引き合う、または10秒左右に体を傾ける

このストレッチを通して腰や背中、または脇腹を伸ばすことができます。親子でコミュニケーションをとりながら、健康な体づくりを楽しみましょう。

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子どもの柔軟性を高めるおすすめの習い事

総合スポーツやバレエ、あるいはダンスなどは体の柔軟性が求められるので、必然的に体が柔らかくなり、けがをしにくい体になります。運動能力だけでなく、習い事を通じて課題解決能力や思考力、表現力などが養われる点も魅力です。

総合スポーツ|biima sports(ビーマスポーツ)

「biima sports(ビーマスポーツ)」は総合キッズスポーツスクール。3歳〜11歳までを対象に、サッカー、野球、テニス、体操など7種類以上のスポーツに総合的に取り組みます。プログラムは早稲田大学の教授と共同開発したものを使用し、運動能力に加え、コミュニケーション能力、課題解決能力、社会適応能力といった「非認知能力」も伸ばしていきます。

レッスン前半は総合的な運動能力を高めるプログラムで、2カ月ごとにさまざまなスポーツを実施。レッスン後半では数人でチームを組み「プロジェクトラーニング型」のスタイルで複数の課題を解決し、コミュニケーション力ややり抜く力、チャレンジ力といった非認知能力を養います。「21世紀に活躍できる人材の育成」をコンセプトに掲げたスクールらしく、スポーツを通して社会で必要とされる能力を伸ばす点が特色です。

・biima sports
URL:https://miranobi.asahi.com/article/20389
対象:3歳〜11歳
コース&料金:レッスン回数、場所(エリア)の都合によって異なります
※詳しくは教室にお問い合わせください

バレエ|バレエ ウィズダムアカデミー

プログラミングやアート、英語、運動系など多種類の習い事を行っている民間学童保育の「ウィズダムアカデミー」は、年少から小学6年生までを対象にバレエのレッスンも展開してます。

レッスンではバレエの基本であるバレエバーを使ったレッスンと、ストレッチを丁寧に行う形が基本。「初心者コース」と「経験者コース」の2つが用意されており、自分の姿を鏡で確認しながら大きく身体を動かし、円、斜め、列、正面、後ろ向き、右、左といった「空間」を意識することを覚えていきます。柔軟性やバランス能力だけでなく、美しい立ち居振る舞いも身につけられます。

レッスンでは子どもたちに考えさせることを重視。踊っているお友だちを見学している子たちに、講師は「みんなのよいところはどこでしょう?」と質問を投げかけ、「ジャンプが高かったから」「つま先がピンと伸びていたから」という具体的な答えを引き出します。

・バレエ ウィズダムアカデミー
URL:http://miranobi.asahi.com/article/7062
対象校舎:池尻三軒茶屋校、恵比寿校、千葉幕張校
対象:年少〜小学6年生
コース&料金:レッスン会員|7700円/月、レギュラー会員|6600円/月 など
※詳しくは教室にお問い合わせください

ダンス|ETC DANCE SCHOOL

「ETC DANCE SCHOOL」は「学ぶ楽しさ」「踊る喜び」をしっかりと伝えていくことをコンセプトに掲げたダンススクールで、東京、神奈川、千葉、埼玉で複数の教室を運営しています。

レッスンは3歳から受講可能。子ども向けのレッスンは3歳からの未就学児が通う「幼児クラス」と、小学生が対象の「キッズクラス」に分かれており、ヒップホップを中心としたレッスンを行っています。レベルに合わせ「ビギナー」「レギュラー」「アドバンス」の3段階のクラスが用意されているため、初心者でも安心して通い始められます。

半年に1度、子どもたち一人ひとりに「キッズ評価カード」が配られる点も特色です。「柔軟性」「基礎力」「レッスン態度」「リズム感」「表現力」「マナー」の6項目について5段階で評価されるもので、子どもたちは自分の成果と課題に向き合うことができます。

・ETC DANCE SCHOOL
URL:http://miranobi.asahi.com/article/8857
対象:3歳〜高校3年生
コース&料金:リトル会員(3歳~6歳)|7300円/月、キッズ会員(小学1年生~6年生)|7300円/月 など
※詳しくは教室にお問い合わせください

まとめ

体が硬いとけがのリスクが高まります。けがを防ぐためにも、気軽にできるストレッチなどで体を柔らかくする必要があります。

スポーツやバレエ、ダンスなどの習い事を通じて、柔軟性を高めることも可能です。健康な体づくりのために運動の機会を増やすなら、習い事を検討するのもおすすめです。

みらのびでは、このほかにも、取材してまとめた教室の詳しい情報を検索できます。無料体験などの申し込みもできるため、ぜひ比較検討してみてください。

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