「私はなぜ、スイミングを続けられたのか」 女子高生から小学生へのメッセージ

トップスイマーの泳ぎを研究する娘と父親(提供=保護者)

水泳を10年以上続けてきた女子高校生が書いた、これから水泳を始める後輩たちに送るエッセイ「私はなぜ、習い事を続けられたのか」を紹介します。今回は、水泳を5歳から続けてきた高校1年生の千洋さん(東京都・16歳)のスイミングスクールについての心温まるエッセイです。

親子の強い絆は、スイミングによって育まれた

私は約10年間、ずっと同じスイミングスクールに通っていました。そして最後まで一度も、そのスクールを辞めたいと感じたことはありませんでした。なぜそこまで私がこのスクールを好んでいたか、自分なりに考察してみました。ポイントは3つです。

まず、そのスクールには月に1回、進級テストがあったことです。やはり何をするにしろ目標がないと「頑張りたい」という気持ちが芽生えません。そして進級したときの達成感は格別です。水泳選手は親からもらえる「ご褒美のアイスクリーム」が大好きです。これが私のやる気を引き立ててくれました。

次に、その習い事に、子どもだけではなく親も積極的に応援しているかがポイントだと思います。私の場合、父が同様に水泳を趣味としていました。自主練をしたいと伝えれば、公営プールでフォーム修正の協力をしてくれたり、伸び悩んだらビデオ映像を見ながらその理由を一緒に分析して、メモにしてくれました。何より、水泳が好きな父に、水泳で喜んで欲しくて、自慢したくて、練習に励んでいた自分がいました。

そして最後はやはり、協力しながら競い合った仲間たちの存在が大きいです。私のスクールは、地域でも大規模で伝統的なスクールでした。区をまたいで、たくさんの同級生が通っていました。どんなにつらい練習でも、朝早く布団から出たくなくても、彼ら彼女らの顔を思い浮かべると力が出てきました。それは仲間に会いたい、仲間に負けたくないという気持ちです。悔しくてボロボロに泣いた顔、うれしくてくしゃくしゃに笑った顔、負けたくなくてにらんだ顔、試合前の真剣な顔・・・。小学校や中学校では見せられないような、たくさんの表情を習い事では見せること、見ることが出来ました。

達成感や充実感、そして仲間との絆 生まれ変わっても水泳をやりたい

私が生まれ変わったとしても、また同じ習い事をやりたいと思っています。確かに放課後学校で友達と遊べないし、たくさんコーチに怒られてつらい思いをしたことも多々ありました。でも、それ以上に達成感、充実感、かけがえない仲間との絆が大きかったです。

もし、これから習い事を選ぶ人がいたら、①目標を持てて、②親が全力で応援することが出来て、③できるだけ多くの仲間がいる習い事に入ってほしいです。きっと私のように、「この習い事でよかった」と心から言える素晴らしい習い事に出会えるはずだから。

父親からのメッセージ

私の娘は保育園の時からスイミングをスタートしました。きっかけは私の単身赴任があり、妻1人では娘の運動面をみることが出来なかったからです。その後、家族3人が一緒に暮らすことが出来てからもスイミングスクールを続けました。娘は大手のスポーツクラブが運営するスイミングスクールに通いました。キッズは進級すると水泳帽に付けるワッペンがもらえます。このワッペンがもらえると、うれしそうに笑顔を見せてくれます。

逆にテストに失格すると泣いて帰ってきたこともありました。ここで基礎技能を粘り強く学ぶ力が試されると思います。クロールも含めて4泳法をマスターして、タイムも徐々に上がると選手コースに進級します。ここからが水泳選手としてのスタートです。友達と競い合い、タイムを意識し、大会に出場していくなかで向上心を鍛えることが出来ます。

娘は、未就学から中学校2年生までスイミングスクールに通いました。高校受験を前に少し水泳からは離れましたが、高校生でまた水泳を部活動として再開しました。

娘と一緒に訪れた父親の母校の学園祭(提供=保護者)

私は水泳は一生のスポーツだと思っています。勉強とスポーツを両立させながら、心身ともに成長してほしいと願っています。「今日はどんな練習だった?」と水泳の会話は今でも続いています。また、私の母校の大学の水泳部も知ってもらいたいと一緒に学園祭にも行きました。

習い事を通じて親子のコミュニケーションも楽しんでいきたいと思っています。

関連記事:子どものスイミングスクールでは何を学べるの?水泳のメリットや年齢別クラスを解説

関連記事 Related articles

新着 New!

お住まいのエリア・ジャンル・対象年齢から検索!
習い事教室を探す