2020.11.24
習い事最前線 みらのび編集部

英語で遊び × 学び、自然に考える力が身につくSTEAM教室「Pixi Academy」

ここは子どもたちが「英語を学ぶ」のではなく「英語で学ぶ」スクール。東京都港区麻布十番「Pixi  Academy」では、全クラス英語で工作や実験などが行われています。軸になっているのは、Science(科学)・Technology(技術)・Engineering(工学)・Art(芸術)・Mathematics(数学)を融合した「STEAM(スティーム)教育」。どんなアプローチなのか、実際に見せていただきました。

英語オンリーで遊んで学べる環境づくり

理科実験、アート、工作などを英語で体験できるユニークな知育教室です。軸になっているのは、国際的な教育として注目を浴びている STEAM 教育。小さな子どもたちでも飽きないように、スタート直後から次々とクイズやアクティビティーが繰り出され、楽しく遊びながら学べる環境づくりに徹しています。

元大手外資系企業に勤めていた石橋千明美先生が、2016 年に設立。「本格的な環境で子どもを学ばせ、考える力を身につけさせたい。働く母親でも通わせやすいスクールにしたい」という熱い思いが込められています。共働きの家庭向けに、近隣保育園へのお迎えサービスがあり、土曜クラスも設置しています。

STEAM 教育に詳しいスタンフォード大学教育学部講師、木島里江先生と共同でプログラムを考案。インターナショナルスクールに通うお子さんが4割、日本語の幼稚園・保育園に通うお子さんが6割。東京にいながら、完全に英語オンリーの環境になっています。

レッスンはすべて英語で。工作「ラバランプ」づくりのプロセスが表示されているところ

講師がペアになり、テンポよく進行

取材で伺ったレッスンは1コマ 75 分、未就学児向けの理科実験と工作でした 。アメリカ人のネイティブ講師と、日本人のバイリンガル講師が ペアになり、子どもと生き生きやりとりしながらテンポよくレッスンを進行。最初は気軽なクイズタイム。「今日の お天気は何 ?」「ケーキは何個あるかな?」「傘ってなんでさすのかな?」などと質問すると、子どもが元気よく手をあげて答えていきます。

次は、一人ひとりに材料を配り実験&工作の時間。重曹(ベーキングソーダ)、水、レモンを使った化学反応の実験、その後は重曹、水、食紅、油、クエン酸を使って、泡が出るカラフルな「ラバランプ」作りに挑戦。レッスンの特徴は、「教え込まない」ということ。「重曹を水に溶かすとどうなると思う?」と先に問いかけをし、子どもたち自身で仮説を考えさせます。「溶かした後、においはするかな?かいでみて」「重曹にレモン汁をかけるとどうなる?ほら見てブクブク泡が立ってきたよ!」と、五感を使ったアプローチも。中には途中で材料をこぼしてしまい泣きべそをかく子が。そんな時は先生が「そんなにこぼれてないから大丈夫だよ」となだめ、立ち直るまで粘り強く見守ります。失敗も学びのチャンスに変えてしまうのです。

いつの間にか器用に、作文能力アップも

すべてのレッスンが英語で行われるため、英語力は当然身につきます。そのほか「なんでこうなるんだろう?」とワクワク探求する心や、「自分でも早く試してみたい」とチャレンジする意欲が育まれます 。五感を使った実験や作品づくり をするため、クリエイティブな力も自然に身につくでしょう。

石橋先生によると、「お子さんたちは手先が器用になりますね。学校でも器用さをほめられたりすることが多いようです」とのこと。親御さんも「へぇ、うちの子ってこんなことに興味があったんだ」「こんなこともできるんだ」とびっくりされることが多いそうです。手先の器用さだけでなく、理科実験を通じて順序立てて考える習慣も身につきます。「作文能力がアップした」という声も寄せられているそうです。

重曹、色がついた水、油、クエン酸を使った「ラバランプ」づくり。ひっくり返しても中身が混ざらず、泡が上下に動く

「娘の将来 考えたら STEAM に行きついた」

子どもたちを全面サポートするのが、バイリンガル講師でスクール創設者の石橋千明美先生。以前は外資系企業でハードワークの傍ら、2人のお子さんを育てていました。「子どもを保育園に入れたけれど、もっと国際的な教育をしてあげたい。でもインターは高いし 。さまざまなスクールを見ましたが、なかなかしっくりくるものがなくて 。ならば、自分でスクールをつくってしまおうと思いました」。ご主人はアメリカ人のエンジニア。ご夫婦で「子どもはバイリンガルにするだけでなく、将来のためには考える力が必要だよね」という意見で 一致。 「スクールをやるなら遊び中心がいい。遊びながら自然に考える 力を身につけさせたい」それをかなえるのが、アメリカでは以前から注目されていた STEAM教育でした 。

この分野に詳しいスタンフォード大教員・木島里江先生の指導をあおぎながら、共同で教育プログラムを考案されました。取材時は、先生のお子さんも楽しそうにレッスンに参加して いました。 親子ともに未来へ向かって前向きに歩んでいこうとするパワーを感じました。

Pixi Academyの創設者、レッスンではバイリンガル講師を務める石橋千明美先生。2児の母

取材を終えて

子どもたちが集まると一転、「 えっ、 ここ外国?」と思うような英語環境に。目をキラキラさせながら実験や工作にのめり込む子どもたちのパワーに圧倒されました。先生たちが子どもの名前を一人ひとり呼んで丁寧に声がけして楽しませたりやる気にさせたり、ホスピタリティー抜群、 75 分があっという間でした。こんな環境で、小さい時から遊びながら学べるなんて本当に幸せだと思います!(編集部)

教室情報

「 Pixi Academy 」

住所:東京都港区麻布十番2ー4-15イラーレ麻布十番4階
交通:地下鉄麻布十番駅下車

<コース>
「 アート、実験と工作 英語STEAMクラス」
対象年齢・おすすめは2歳半~7歳

撮影:篠田英美

みらのび編集部
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