2020.11.24
習い事Q&A 狩野さやか

子どもに合った「プログラミング教室」を選ぶには? 6つのチェックポイント

「子どもをプログラミング教室に通わせたいけれど、どう選んだらよいかわからない!」そんな時は、ここで紹介するポイントを一つひとつ順番にチェックしましょう。目のつけどころを紹介します。

1.教室の方針は?

教室を選ぶ時は、ホームページやチラシに書いてある言葉、体験会で聞いた説明などを参考に方針をチェックしましょう。どんな教室もテクノロジーを使いこなすという点では同じでも、「ものづくり」「探究心」「未来の人材育成」など、最重要視していることは少しずつ違います。

お子さんをプログラミング教室に通わせたいと思う理由はなんでしょうか?「豊かな経験をして自信をつけてほしい」「高度な専門知識を身につけて武器にしてほしい」など、さまざまな思いがあるでしょう。教室の方針が子どもを通わせたい理由と近いほうが、授業内容への納得度が高まります。

2.授業の進め方は?

教室によって授業の進めかたはさまざまですが、次の3パターンに分けると考えやすいでしょう。

パターン(1)
カリキュラムがあり、先生が小グループに一斉の実習形式で進める。

パターン(2)
カリキュラムがあり、子どもがテキストなどにそって自分のペースで進める。先生やサポーターは随時フォロー。

パターン(3)
カリキュラムがなく、子どものやりたいことに合わせたプロジェクトを進める。先生やサポーターは随時フォロー。

学習塾のように一斉に知識を教えてもらう授業をイメージすると驚くかもしれません。(2)や(3)のように、個人のペースを重視した形式をとっているところが比較的多いでしょう。

決まったカリキュラムで先生に引っ張ってもらう授業が向いているか、個人のペースで進める授業が向いているかは、お子さんのタイプによって違います。 

3.成果や達成度の評価基準は?

保護者自身に経験のある習い事であれば、子どもが上達していく変化はイメージしやすいもの。その点、未経験の分野は不安が多くなります。お金を出す時にも気になるポイントでしょう。

さきほど分類した授業の進めかたで、(1)や(2)のようにカリキュラムがある教室は、授業を毎回受けてコースを終了することがひとつの成果になるでしょう。

(3)のようにカリキュラムを決めずに当事者の意志を尊重する教室は、子どもの変化や作品そのものが成果と言えます。保護者として、どちらの視点で見守りたいかということが選択基準のひとつになるでしょう。

カリキュラムの有無にかかわらず、作品発表会やコンテストへの参加を通して子どもの経験値が上がることを成果とする教室もあります。このように、成長をどのような形で確認できるのか把握しておくと、安心して見守ることができるのではないでしょうか。

4.プログラミングを学ぶ教材は?

プログラミングを学ぶ教材のジャンルは、大きく分けて次のふたつ。教室によってどちらのジャンルか決まっている場合と、同じ教室に両方のコースが設けられている場合があります。

(1)アニメーションやゲームなどを制作する
子ども向けのプログラミングアプリを使って、アニメーションやゲームなどを作りながらプログラミングを学びます。

(2)ロボットキットでロボットを制作する
ロボットキットを使って、さまざまな機能のロボットを作りながらプログラミングを学びます。モーターなどでモノが動く仕組みを同時に学べます。

どんな教材で学ぶかは、お子さんがプログラミングでなにをつくりたいと思っているかで決めるのが一番です。ゲームのように画面の中で動くものをつくりたいのか、ロボットのように目の前で動くものをつくりたいのか、当事者の気持ちを確認してみてください。

どちらのコースを選んでも、プログラミングをする時は操作がかんたんな子ども向けのビジュアルプログラミング方式のアプリを利用するのが一般的です。基礎を学んだあとに、テキスト(英数字と記号)で記述するプログラミング言語の学習に進むコースを設けている教室もあります。

5.パソコンや教材の購入は必要?

受講料のほかに、購入すべき教材があるかどうかをチェックしましょう。一般的には、教室備え付けのパソコンを使います。

ロボットキットを使用する場合は、個人で購入する前提の場合もあります。高額なものも多いため、事前に購入する必要があるかどうかを確認しておきましょう。

プログラミングに夢中になると、教室の授業時間だけでは物足りなくなるものです。パソコンやロボットキットを家庭で所有していれば、授業の続きを家で進めたり、発想を広げてまったく別のものをつくって遊べます。教室をやめてからも趣味でプログラミングを続けているという子どもは少なくありませんので、お子さんの様子を見て環境を整えてもよいですね。

6.子どもにとって居心地は良い?

プログラミング教室を選ぶには、いろいろチェックポイントがありますが、最後は「直感」! プログラミング教室は何かをつくりながら実践的に学ぶ探求の場ですから、お子さん本人が居心地がいいと感じられることが重要です。必ず無料体験や見学などを利用して相性を確認しましょう。

教室の雰囲気が運営会社によって違うことはもちろん、同じ運営元でも通う場所によって異なる場合があります。直営でなくフランチャイズ方式の教室を展開をしているプログラミング教室は、とくに違いが出やすいでしょう。

プログラミング教室選びをどこから考えればいいのか迷ったときは、決断するための安心材料を揃えるために、ここで紹介したポイントをチェックして情報を整理してみてください。

狩野さやか
狩野さやか

株式会社Studio947のライター、デザイナー。技術書籍や記事の執筆、ウェブデザインに携わる。自社で「知りたい!プログラミングツール図鑑」「ICT toolbox」を運営し、プログラミング教育やICT活用について情報発信している。子どもの頃習っていたピアノやブラスバンドなどで続けたフルートで、技術の習得に近道はないと実感。ステージ上で演奏する緊張感を繰り返し味わったことはいい経験になっている。

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