2020.11.24
習い事最前線 みらのび編集部

白衣着て楽しく実験 小さな科学者を育てる「栄光サイエンスラボ」

(教室提供)

近年、教育界で注目されている、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、 Mathematics(数学)を融合させた「STEM(ステム)教育」。首都圏で展開する科学実験教室「栄光サイエンスラボ」も、そんなSTEM教育に注目しているスクールの一つ。これからの社会に必要な資質・能力を養うための、さまざまなプログラムが用意されています。今回は東京都文京区の巣鴨校に取材に伺いました。

真っ白で明るい室内、白衣着て本格的に

理科好きの子なら目がキラキラしてしまいそうな、科学実験専門のスクール。学校の理科室とはちょっと違う、真っ白で明るい雰囲気の中、白衣姿の子どもたちが楽しそうに実験に取り組んでいます。

今回のテーマは、「磁石の力」「水に浮く力」をつかった科学手品グッズ「マジカルスティック」づくりに挑戦。材料や道具は一人1セット用意され、自分のペースで進めることができます。まずは材料の性質についてしっかり学習。「磁石は金属の中でも鉄をくっつけるんだよ。この力を磁力というよ」「磁力は、紙や薄いプラスティックを通りぬけます」「水がものを浮かせる力を浮力といいます」「空気が入った試験管は、水の中で浮くよ。それは空気が水よりも軽いからだよ…」

栄光サイエンスラボでは、常に目の前の現象とその科学的な根拠を説明しながら、実験を進めていきます。

真っ白で明るい雰囲気の教室。まずは今日の実験で使う材料の性質について学ぶところからスタート

小学校では習わない高度な分野も先取り

通常コースの構成は、年中から小6まで5区分。その後、中学以降も継続できます。いずれも少人数定員クラスで友だちと先生が固定されるので、なじみの環境で学べます。欠席する時は同じコースのクラスに振り替えも可能です。

年中のキンダーコース、年長のプレップコースでは保護者同伴が必須。親子で手を動かして工作をします。親子の日常会話でも実験を意識するような声がけを指導。「磁石で何がくっつくかな」「ものを混ぜる時は、粒の大きさが同じじゃないと混ざりにくいよ」などと、家庭でも確認してもらいます。

小学1、2年生のバチュラーコースから、徐々に本格的な科学実験へ。子どもにマッチを擦らせてアルコールランプをつけることも。メダカの観察では、実際に水槽で飼ってオスとメスの違いなどを学びます。

小学3、4年のマスターコースでは、小学校では触れない分野にも入っていきます。たとえば「衝突の仕組みとガウス加速器」がテーマの実験では、エネルギーの大きさや移動について確認します。

小学5、6年のドクターコースでは、フナの解剖も。生きている魚を手で捕まえて氷水に着け、氷冷麻酔をして子どもたち自らの手で解剖します。そのほか、水の電気分解、はんだごてを使った電子回路の組み立てなど、難しいことにもどんどんチャレンジ。

授業で作った科学グッズは、おみやげとして持ち帰ることができます。

磁石と水を使った手品「マジカルスティック」の練習。棒に向かって「止まれ!」と言うと、あら不思議、気球がピタッと止まるワークシート使い「PDCA」の順番で学ぶ

栄光サイエンスラボの授業は、ワークシート教材に沿って「PDCA」のプロセスで行われます。まず始めに実験計画と仮説設定(Plan)、実験(Do)、結果の検証(Check)、最後に考察を述べる(Action)という流れ。

巣鴨校の講師でラボ全体の教材開発も担当している新村友里先生によると、「うちの生徒たちはCheckで観察したら次はActionで考える、というのが習慣になっています。先に仮説を立て、原因と結果を結びつけながら考えるので、論理的思考力が身につきます。探求心も旺盛になり、興味があることを自分で調べるようになったお子さんもいますよ」とのこと。

定期的に「子どもサイエンス学会」という発表会イベントを開催。子どもたちがスライドを使ってプレゼンしたり、観客とやりとりしたり、実際にステージ上で実験しながら堂々と発表する子も。

授業で使うワークシート。実験が終わったら、Actionのシートで結果を振り返ったり、自分の意見を書いたりする

「学生時代は研究室に」という先生も多数

栄光サイエンスラボは、理系出身の先生が多いのが特徴。今回お話を聞いた新村先生も、生物専攻で大学院では修士号を取得。学生時代、インターンで理科実験の出前授業を企画する会社にいたことがきっかけで、教育の世界に目覚めたそうです。

学生時代は、研究職につくつもりで、ひたすら実験室にこもっていました。今は子どもたちと直接触れ合うことができ、『実験楽しい!』と言われると、とてもやりがいを感じます。特別授業の企画もしているので、研究者の方とお話しする機会も多く、私自身もとても楽しいです

先生方の並ならぬ科学への愛と情熱は、子どもたちにもしっかり伝わっているようです。

講師や教材開発を担当する新村友里先生。学生時代は、朝のあいさつ以外一言もしゃべらず、実験に没頭していたこともあるそう

取材を終えて

生徒たちが目を輝かせて実験に夢中。「子どもって実はみんな生まれながらの科学者なのでは?」と思ってしまいました。栄光サイエンスラボなら、子どもの好奇心と知識欲を爆発させてくれそう。科学に詳しい先生が見守る中で、手を動かしながら覚えた知識は最強!きっと大きくなっても忘れないでしょう。(編集部)

教室情報

「栄光サイエンスラボ 巣鴨校」

住所:東京都豊島区巣鴨1-20-9 巣鴨ファーストビル3階
交通:JR線、地下鉄巣鴨駅下車
他に首都圏に13校を展開

<コース>
学年ごとにカリキュラムをレベルアップする「通常コース」のほか、授業を全て英語で行う「イングリッシュコース」、中学生向けにより専門性の高い実験をする「ポストドクターコース」、電子工作に特化した「電子工作コース」 なども

撮影:篠田英美

みらのび編集部
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