2021.01.15
習い事Q&A みらのび編集部

幼児教育を家庭で取り入れる方法とは? 絵本やアプリなど、おすすめの教材も紹介

「幼児教育」と聞くと堅苦しさをイメージするかもしれませんが、子どもの学びの機会は、絵本やアプリなど身近なものを使ってつくれるものです。今回は、幼児教育をテーマに家庭で簡単に取り入れる方法をご紹介します。子どもに「家庭で学べる機会をつくりたい」と考える人に役立つ情報をピックアップしました。

家庭で幼児教育を取り入れる必要性とは

まずは家庭で幼児教育を取り入れる必要性を考えていきます。幼児教育の具体的な内容や早期教育との違い、期待できる効果など、いくつかの項目に分けてご紹介します。家庭での幼児教育に不安のある人に向けた、デメリットの例と解決法も盛り込んでいます。

幼児教育とは

幼児教育とは、子どもの成長段階に合わせた「楽しく取り組みながら個性を伸ばす教育」のことです。一般的には小学校入学前の未就園児を対象とする教育を指します。

幼児教育では、学習の基礎である自主性や自立性、主体性を育てることが主流。子どもの将来性を伸ばすために幼児教育が行われます。

幼児教育の具体的な内容

幼児教育は、しつけや生活習慣を学ぶこと、絵本や教材を使って学習すること、身体を動かすこと、などが具体的な内容です。これらの多くは家庭内で行われますが、家庭外での習い事も幼児教育に含まれます。

早期教育との違い

早期教育とは、小学校入学前から教育を始めることを指します。教育の内容は、文字の読み書きや計算などの教育を早い段階から行うことです。もちろん勉強以外の分野も、教育の対象となります。未就学児が学力や特定の力を伸ばすために早めに取り組ませて、その分野の力を身につけやすく、得意にすることを狙いにしています。

幼児教育の目的は将来の基盤を作ることなので、早期教育とは目的が違うと言えます。

家庭での幼児教育で期待できる効果

家庭で幼児教育を行うと、しつけやマナーを覚えたり、習慣が身に付いたりします。また、基礎学習能力の向上、遊びの広がりなども効果として期待できるでしょう。

家庭での幼児教育は、どんなタイミングでも取り入れられることがメリットです。日中子どもと過ごす時間や家事の合間などタイミングを選ばず毎日行えるので、共働きなどで忙しい人にとっても、空いた時間で行える点が、特に大きなメリットです。

家庭での幼児教育で考えられるデメリットと解決法

幼児教育を家庭で行うと、大人は何かと時間を取られてしまいます。家庭で行うことで子どもの集中力が続かないこともあり、時間と場所を使い分ける方法に悩む人もいるものです。

大切なポイントは、時間と場所を決めることです。子どもの集中力を見ながら「おおよそ何分くらいなら続けられる」と見極め、だらだらと続けることがないようにしましょう。

また、環境の整った場所作りも重要です。たとえば、文字の練習シーンでは、子どもの身長の高さに合わせたテーブルとイスを用意する、ライトで手元を明るくするなど、場所作りにも工夫を施しましょう。

家庭で幼児教育を進める方法

家庭で幼児教育を進めるときは、子どもの年齢や使う教材、学習シーンなどもポイントです。遊びの要素や自然との触れ合いを取り入れたり、家庭外の学習シーンと併用したりすると、より効率良く進められるでしょう。

年齢に応じた遊びや学習を取り入れる

未就学児を対象とする幼児教育では、子どもの年齢によって学習内容が大きく変わります。

たとえば1歳の子どもなら、見る・聞く・触るなど、感覚を通じて脳に刺激を与える学習がおすすめです。遊び感覚で声掛けしながら、様々な言葉に触れる機会を作りましょう。

幼児教育の要とされる2~3歳の子どもには、指先を動かす遊びを取り入れてみましょう。ブロックやシール、ひも通しなどの遊びだけでなく、パズルやドリルなどの学習もおすすめです。

4歳以降は身体能力がぐっと高まり、指先も器用になってくる時期です。自分の名前をひらがなで書いたり、簡単な計算をしてみたり、日常生活に役立つ学習にも取り組めるはずです。

スマホやタブレットなどのアプリを活用する

スマホやタブレットでアプリを活用するのも、家庭での幼児教育におすすめです。デジタル教材のアプリには、時間や場所を選ばず、遊び感覚で学べるメリットがあります。

「アプリの使い過ぎ」を心配する人もいるでしょう。そんな時には、アプリを利用する時間を決める、明るい環境で使うなど、使い過ぎによる目や視力への影響をやわらげる工夫が大切です。また、なるべく親子一緒にアプリを使い、コミュニケーションタイムとして活用しましょう。

自然との触れ合いを通した学習機会を持つ

家庭での幼児教育には家の中で行うイメージがありますが、ときには屋外で行う方法も試してみましょう。

身近な自然と触れ合う体験を通じて子どもの五感を刺激し、自然を感じ、不思議さや美しさに気づく機会をつくれます。子どもの発想力や想像力が身に付くので、昆虫や星空の観察、水遊び、動物との触れ合いなどがおすすめです。

ときには幼稚園の園庭開放を利用する

幼稚園の園児以外の子どもも利用できる園庭開放には、家庭で行う幼児教育のヒントが隠れています。

園庭開放では、絵本の読み聞かせの時間、季節の遊びなどのプログラムが組まれています。施設の雰囲気を見ることが目的というイメージもありますが、プログラムを体験することで「家でも同じようにやってみよう」と参考にできるでしょう。

また、普段、同年代の子どもと触れ合う機会が少ない場合には、コミュニケーションの場にもなります。

家庭幼児教育に取り入れてみたい絵本とは

幼児期の絵本の読み聞かせは、子どもの感情や感性を豊かにしたり、自分なりに理解を深めたりと、様々なメリットがあります。ここではどのような絵本が家庭での幼児教育におすすめなのか、選び方とあわせて見ていきます。

赤ちゃんには大好きな擬音が入った絵本

赤ちゃんへの絵本の読み聞かせには、擬音の入った絵本がおすすめです。乗り物や水、風の音など、日常生活で耳にするような擬音が登場する絵本だと赤ちゃんの興味を引きやすくなります。

カラフルや美しい絵の本、仕掛けがある本

絵本を選ぶときは、カラフルな色使いや美しい絵、仕掛けがあるものを選びましょう。子どもが思わず見入ってしまうような絵本なら、興味深く絵本に見入ることになります。仕掛け絵本を読み聞かせるときは、まず大人が仕掛けを触って動かしてみて、子どもにお手本を見せるのがおすすめです。

生活習慣のトレーニングになる絵本

生活習慣のトレーニングになる絵本も家庭での幼児教育に活用してみましょう。

たとえば、食事の前後のあいさつ、歯磨き、就寝前をテーマにした絵本なら、「絵本に出てきたことを真似してみよう」と子どもがイメージしやすく、楽しみながら習慣を身につけられます。

しつけに関連する絵本

「あいさつをする」「好き嫌いせずに食べる」「遊んだら片付ける」など、しつけに関するものも選択肢の1つです。

子どもにしつけが習慣化するまでに時間がかかると、大人も手を取られて困ってしまうことがあります。

最初は好き嫌いの多かった主人公が、物語の最後には克服できる……といった内容の絵本で、主人公の姿を子どもに置き換えて読み聞かせると、子どもも自分を投影して行動に移してくれることもあります。他にも、トイレトレーニングや約束をテーマにした、しつけ関連の絵本もあります。

遊びながら学ぶ!家庭幼児教育に使える玩具ジャンルとは

家庭での幼児教育では、遊びにも学びの要素を取り入れます。家庭で子どもが使う玩具を考えるときは、思考力や判断力の発達を促す「知育玩具」を選びましょう。子どもにとっては遊び感覚で使う玩具に、きちんと学びの要素があります。

手で触れる・感じる

手で触れて、感じるジャンルの玩具は、子どもの指先の発達を促します。たとえば手でたたいて遊ぶ玩具なら、「どう指先を動かしたらいいか」と考える力を養うサポートにもなります。また、目と手の協調関係を育てることにもつながります。

文字や言葉を学べる

遊びの中で自然と文字や言葉を身に付くのを期待できる玩具もあります。「机に向かって学習ドリルをする」となると教育要素が強くなって子どもも身構えてしまうかもしれませんが、玩具を使えば「やってみよう」とやる気を誘いやすくなるでしょう。

玩具の種類としては、カードを組み合わせて言葉を作るもの、文字だけでなくイラストも合わせて書かれたものなどがおすすめです。遊び感覚で楽しみながら、子どもがイメージしやすい工夫がしてあるものを選びましょう。

音楽やリズム感につながる

音楽好きな子どもはもちろん、歌や踊りに興味のある子どもにおすすめなのがこのジャンルの玩具です。たとえばピアノやタンバリンのような楽器をモチーフにしたもの、子どもの好きなキャラクターデザインのものなら、興味を持ちやすくなるでしょう。

家庭幼児教育に使いたいアプリ5選

家庭での幼児教育には、アプリを活用する方法もあります。アプリのメリットは、スマホやタブレットがあればどこでも利用できること、無料もしくは低価格で利用できること。ここではおすすめのアプリをご紹介します。

「だんごむしコロコロ-ダンゴムシをつかまえて迷路で遊ぼう!」

虫好きの子どもにおすすめの、ダンゴムシが主役のアプリです。小さなダンゴムシの世界を3Dでのぞくことができ、捕まえたり探検したりと遊びの要素がいくつもあります。操作は画面タッチと端末を傾けるだけ、というシンプルさも魅力です。

「ごっこランド」

無料で利用できる職場体験型の知育アプリです。歯医者さん、ケーキ屋さんなど、お店やお仕事関連のごっこ遊びが多くあります。ごっこ遊びを通して数字や新しい言葉を身に付けることができます。

「ピタゴラン 楽しい仕掛けが作れるアプリ」

画面をなぞるだけでオリジナルのからくり装置が作れるアプリです。ボール、ドミノ、車などを使った仕掛けが充実した装置は、作るのも動かすのも楽しめるようになっています。子どもはもちろん大人も思わず夢中になってしまうアプリなので、親子のコミュニケーションタイムにぴったりです。

「タッチ!あそベビー」

画面をタッチすると音や色、形が変化します。感覚遊びにプラスして、お店屋さんのようなごっこ遊びも楽しめる仕様です。バナー広告なしで誤タッチが起こらず、安心して遊べます。

「たのしい!ひらがな」

子どもがひらがなに自然と興味を持てるよう、かわいい画面と楽しい工夫がされたアプリです。点線をなぞるだけ、という簡単操作なので小さな子どもでも気軽に始められます。夢中になって長時間続けることがないよう、1~2行で終われる仕様です。

YouTubeの動画も家庭幼児教育に役立つものがある

家庭での幼児教育とはかけ離れたイメージのあるYouTube動画ですが、知育要素を含んでいるものもあります。たとえば子どもの年齢に合わせて脳の発達や興味を促すために作られた動画なら、「テレビを見ながらお勉強タイム」をつくれます。

英語を学ぶならまずは「マザーグース」の歌から

マザーグースとは、英語圏で昔から伝わる子どもの歌のことです。リズミカルな歌詞が子どもの興味を引き、数え歌やなぞなぞなど様々なジャンルの歌から選べます。

英語のリズムが身に付く、子どもも覚えやすい短い歌、遊び感覚で楽しめるなど、メリットがいくつもある動画です。

歯磨きやトイレトレーニングの動画で生活習慣を学ぶ

歯磨きやトイレトレーニングなど、生活習慣を学べる動画もYouTubeにあります。子どもに人気のキャラクターが登場するもの、馴染みのある童謡をモチーフにしたものなど、動画の種類はさまざまです。絵本と合わせて活用すると習慣化しやすくなるでしょう。

時計の読み方や計算も動画で学べる

時計の読み方や簡単な計算を身に付けるには、動画を活用するのもおすすめです。ストーリーに沿って学べるような動画がいくつもあるので、「絵本だとうまく教えられるか不安」というケースでも安心です。親子一緒に動画を見ることで、コミュニケーションを取りながら楽しく学べるでしょう。

まとめ

幼児教育は家庭でも簡単に取り入れることができ、身近なものを活用することで効率良く進められます。絵本や玩具、アプリ、動画など日常生活で馴染みのあるものに目を向け、「これを使うと子どもにとってどんな学びになるだろう」と考えてみましょう。

みらのび編集部
みらのび編集部

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