2021.09.16
習い事Q&A みらのび編集部

子ども向けプログラミング教材やスクールを紹介!小学校の授業対策におすすめは?

2020年度から必修化した小学校のプログラミング教育。教材や習い事の教室選びはどうしたらいいの?東京情報大学総合情報学部の教授であり、プログラミング教育者やサイエンスライターとしても活躍する、松下孝太郎さんが詳しく解説します。

2020年度に小学校で必修化したプログラミング教育とは

2020年度より、小学校においてプログラミング教育が必修化されました。この必修化では、プログラミング技術の習得を目的としているのではなく、論理的思考力や創造性、問題解決能力の育成を重要な目的としています。

関連記事:小学校のプログラミング教育必修化とは?

小学生がプログラミングを学ぶメリットは?

下記に示すように、小学校でプログラミング教育の必修化に続き、中学校において「技術・家庭」で内容が拡充、その後高等学校で「情報Ⅰ」の必修化が開始されます。

中学校、高等学校ではプログラミング技術自体も学ぶため、小学校からプログラミングを行うメリットは十分にあります。

小学生は、将来の成績を意識してプログラミングの技術を学ぶより、楽しく学ぶ方が興味の喚起につながり、効果的だと考えられます。

小学生向けのおすすめプログラミング言語の例

小学生が学習しやすいプログラミング言語としてはビジュアルプログラミング言語がおすすめです。ビジュアルプログラミング言語は、主にブロックを結合してプログラミングを行うため、子どもや初学者にとって入りやすいです。

プログラミングがある程度できる人は、キーボードからのコーディングを行うプログラミング言語に挑戦しても良いでしょう。

Scratch(スクラッチ)

世界的に使用されているビジュアルプログラミング言語です。多くの国の言語に翻訳されています。小学生が学習するのに一番お勧めなプログラミング言語と言っても良いでしょう。スクラッチは「https://scratch.mit.edu/」にアクセスして使用します。ダウンロード版も用意されています。

出展:スクラッチプログラミング事例大全集(技術評論社)出典:スクラッチプログラミング事例大全集(技術評論社)

スクラッチについては、記事「Scratch(スクラッチ)の基本的な使い方や、プログラミング例・サンプルを紹介」で詳しく説明しています。

Viscuit(ビスケット)

主に子どもを対象としたビジュアルプログラミング言語です。比較的単純な操作でいろいろなプログラミングを行うことができます。ビスケットは「https://www.viscuit.com」にアクセスして使用します。

ビスケットについては、記事「子ども向けプログラミング学習アプリ「ビスケット」の使い方・ゲームの簡単な作り方」で詳しく説明しています。

HTML、CSS、JavaScript(Webプログラミング)

キーボードからのコーディングは必要ですが、趣味のホームページを作ったり、目的を持って取り組みやすいです。HTMLは必ず使用しますが、CSSとJavaScriptは使用しなくても大丈夫です。

こちらが、HTMLの記述です。

こちらが、Webブラウザでの表示した結果です。画像を大きさを変えて表示させています。

Python(パイソン)

パイソンは、AIに関する研究の進展などで注目されているプログラミング言語です。基礎的なプログラミングの学習にも向いています。また、簡単なお絵描きもできます。

ある程度プログラミングができるようになったら挑戦してみるプログラミングとしておすすめです。Pythonは「https://www.python.org/」からダウンロードできます。

これは、Pythonプログラムの記述です。

こちらが、プログラムを実行した結果です。亀を指定した方向に歩かせました。

小学生向けおすすめプログラミング教材とスクール

小学生が取り組みやすいビジュアルプログラミング言語には、書籍をはじめとして、興味深い学習教材が多数あります。目的や興味に合った学習教材を選びましょう。また、プログラミングスクールも沢山あります。スクールに通う場合、各スクールのホームページなどで内容やレベルを確認し、自分に適したスクールや学習コースを選びましょう。

ここでは、小学生向きのプログラミング教材とスクールをいくつか紹介します。

小学校低学年向けのおすすめプログラミング教材

小学校低学年では、プログラムとはどのようなものかということが理解でき、プログラミング的思考の基礎を養える教材が良いと思います。また、操作が比較的単純で、コンピューターの操作が楽しいと思える教材が良いでしょう。

書籍

プログラミング教材の第一歩として、書籍を使ってみましょう。子どもから学べる本や、ルビ(フリガナ)付の本もあります。小学校低学年から使えるスクラッチやビスケットの本としては、次のような本があります。

(左)親子でかんたん スクラッチプログラミングの図鑑【Scratch 3.0対応版】(技術評論社)2948円、(右)ビスケットであそぼう 園児・小学生からはじめるプログラミング(翔泳社)2178円(左)親子でかんたん スクラッチプログラミングの図鑑【Scratch 3.0対応版】(技術評論社)2948円、(右)ビスケットであそぼう 園児・小学生からはじめるプログラミング(翔泳社)2178円

これらの書籍は、全国書店、Amazonなどのネット書店で購入できます。

Makey Makey(メイキーメイキー)

© JoyLabz LLC© JoyLabz LLC

Makey Makey(メイキーメイキー)は、キーボードのスペースキーや矢印キーを、電気を通すものに置き換えることができる装置です。付属のワニ口クリップを使用して、メイキーメイキーと電気を通すものをつなぐだけですので、簡単に楽しむことができます。

例えば、バナナなどの果物を使って演奏をすることを楽しめます。スクラッチの拡張機能にはメイキーメイキーを操作するブロックも装備されています。

商品:Makey Makey - An Invention Kit for Everyone
価格:6500円
購入先:Amazonなど

COOL PROGRAMMING(クール・プログラミング)

©viling.inc ©viling.inc 

最短ルートでペンギンをゴールへ導くゲームです。コンピューターは使用しませんが、アルゴリズムやプログラミング的思考を学ぶことができます。こうしたコンピューターを使用しないプログラミングのことを、アンプラグドプログラミングと言います。

商品:COOL PROGRAMMING
価格:約3520円
購入先:Yahoo!ショッピングなど
※製造終了のため、購入する場合は店頭に並んでいる現品限りとなります。

小学校高学年向けのおすすめプログラミング教材

小学校高学年では、よりプログラミングや科学的要素を意識した教材を使用すると、中学校以降の学習にも繋げやすいでしょう。

もし学習が途中まで進んでいたとしても、基礎的な学習ができる書籍を手に取ることは重要です。プログラミングは技術を学ぶとともに理論的な理解も深めていくことが大切です。

【書籍】スクラッチプログラミング事例大全集

スクラッチプログラミング事例大全集(技術評論社)3278円スクラッチプログラミング事例大全集(技術評論社)3278円

ビジュアルプログラミングは実践的な書籍を読んでみましょう。

【書籍】これから学ぶPython

これから学ぶPython(インプレス)2640円これから学ぶPython(インプレス)2640円

学習が進んでいる人はPythonなどのコーディングを行う本格的な書籍を読んでみましょう。

【マイコン】「micro:bit v2(マイクロビット)」

micro:bit v2(マイクロビット)は、内蔵されているセンサーにより、温度や明るさなどを計測すしたり、LEDに情報を表示させることができる小型のコンピューターです。これらの機能を使い、算数や理科の学習にも関連させて利用することができます。micro:bit(マイクロビット)は、スクラッチでもプログラミングを行うことができます。専用のシミュレーターにより動作を確認することができます

商品:micro:bit v2(スピーカー、MEMSマイク、加速度計、2.4GHzラジオ等付き)
価格:2200円~
購入先:Amazonなど

【レゴ】レゴ(LEGO) ブースト レゴブースト クリエイティブ・ボックス

LEGO(レゴ)には、スクラッチから制御することができるものがいくつかあります。レゴの制御を通してアルゴリズムや制御の楽しさを知ることができます。「レゴ・ブースト・クリエイティブ・ボックス」は様々なものの組み立てや複雑な制御も体験することができ、家族や友人達一緒に楽しむことができるでしょう。

「レゴ・ブースト・クリエイティブ・ボックス」には多数のブロックが用意されており、ブロックは種類ごとに色分けされており視覚的に探しやすくなっています。車輪もありますので車形式のものを作成することもできます。また、ブロックを組み合わせてキャタピラを作り、より複雑で臨場感を持った動くものを作ることができます。

商品:レゴ(LEGO) ブースト レゴブースト クリエイティブ・ボックス
価格:1万9980円
購入先:Amazonなど

小学生向けおすすめプログラミングスクール

小学校におけるプログラミング教育必修化もあり、多数のプログラミング教室があります。その中でおすすめのプログラミングスクールをみてみましょう。

LITALICOワンダー

LITALICOワンダー」は、株式会社LITALICO(リタリコ)が運営するプログラミングスクールです。プログラミングスクールだけでなく発達障がい者などに対する教育支援にも力を入れています。会社のポリシーとして障がいのない社会を作るという明確なものを持っています。教室も多く、多様な学習コースがありますので、自分に適した教室やコースが選びやすいです。

・対象年齢:小学生から高校生
・学べる内容やコース:プログラミング、ロボットプログラミング
・料金:入会金1万6500円、月謝2万6400円(週1回/月4回)~、別途ロボット教材の購入が必要、など
※詳しくは教室にお問い合わせください。

みらのび掲載の「LITALICOワンダー」の教室一覧

ウィズダムアカデミー

ウィズダムアカデミー」は、アフタースクールとしても地域に貢献しています。近年世界的に注目されているSTEAM教育にも力を入れています。STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)で教科横断的な先進教育を体験することができます。

・対象年齢:幼児から小学生
・学べる内容やコース:プログラミング、ロボットプログラミング
・料金:入会金 5万5000円、月謝1万780円など
※詳しくは教室にお問い合わせください。

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ロボット科学教育Crefus(クレファス)

ロボット科学教育Crefus(クレファス)」は、株式会社ロボット科学教育が運営するプログラミングスクールです。特に、ロボット作成とその制御に力を入れています。体験学習を重視しており、実際にロボットが動いたときに達成感などを得ることができます。

・対象年齢:小学生
・学べる内容やコース:プログラミング、ロボットプログラミング
・料金:入会金1万6500円、受講費9900円/月(年42回)、維持費・教材費各1100円/月、など
※詳しくは教室にお問い合わせください。

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プログラミングキッズ

プログラミングキッズ」は、株式会社ナンバーワンソリューションズが運営するプログラミングスクールです。プロのエンジニアを育成したノウハウを持っています。プログラミング的思考の育成など、小学生が身に付けたい教育に重点を置いた教育を行っています。

・対象年齢:小学生
・学べる内容やコース:プログラミング、ロボットプログラミング
・料金:入会金1万1000円、月謝1万1000円(年24回)+教材費1100円など
※詳しくは教室にお問い合わせください。

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プログラボ

プログラボ」は、株式会社ミマモルメが運営する「ものづくり」を学びの中心に入れたプログラミングスクールです。STEAM教育にも力を入れています。失敗を繰り返しても目標に向かったり、人のために役立つものづくりをしたりする一連の学びを通して、STEAM教育が実践されています。 

・対象年齢:小学生から中学生
・学べる内容やコース:プログラミング、ロボットプログラミング
・価格:入会金 なし + 授業料(月謝 / コースにより異なります)
※詳しくは教室にお問い合わせください。

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まとめ

小学生向けのプログラミング教材とプログラミングスクールについてご紹介しました。プログラミングは楽しんで学ぶと理解も技術も深まります。プログラミング教材やプログラミングスクールも興味を持てる内容で自分に合ったものを選ぶことが大切です。

ぜひ、ここで紹介した教材やスクールを活用して、プログラミングに挑戦してみてください。

みらのび掲載のプログラミング・STEAM教室一覧


※Scratch(スクラッチ)[ウェブアプリ、パソコン・タブレット用アプリ]。Scratchは、MITメディア・ラボのライフロング・キンダーガーテン・グループの協力により、Scratch財団が進めているプロジェクトです。https://scratch.mit.eduから自由に利用できます。CC BY-SA 2.0

みらのび編集部
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