2021.03.22
習い事最前線 みらのび編集部

テニスと共に非認知能力もダブルで高める「プリマステラ テニススクール」

春は習い事選びのゴールデンシーズンです。みらのび編集部では、ユニークな取り組みをする教室をご紹介する「春の習い事最前線」を不定期連載します。今回、取材に協力いただいたのは「プリマステラ テニススクール」。「認めて、褒めて、励まし、勇気づける」指導方針のスクールを取材しました。

テニス技術と人間力をダブルで伸ばす

子どもたちの「ココロに体力を。」という指導理念のもと、テニスの技術力アップはもちろん、人間性を伸ばすことにも焦点を当てたテニススクールです。サッカーや野球と比較すると、始めるハードルが少し高いテニスを、「身近なスポーツとして感じてほしい。もっともっとみんなのスポーツとして確立したい」という思いを込めて設立されました。

国際テニス連盟(ITF)で推奨されている「プレイ&ステイ」という指導を基にしており、個人のレベルや年齢にあわせて3種類のラケットサイズ、3種類の材質の違うボールを用意しています。発達段階や能力に応じた指導を行うことで、未経験者や初心者でもラケットを持ったその日から簡単なゲームまで楽しめるように設計されています。従来の基本の打ち方や形式にとらわれた指導方法ではなく、「子どもたちが楽しむ、よろこぶ指導」を重視しています。

「ラリーが続かない原因は何だと思う?」先生はヒントを与えるが、答えは教えない。

ボールと褒め言葉が飛び交うコート

取材したのは、小学2年生〜小学6年生が集まる75分間のレッスン。男女11名が集まり、元気の良い挨拶、生徒主導の準備体操、ウォーミングアップと続きます。チーム分けをする時はあえて先生の指示はなし。先生いわく、これが生徒のリーダーシップを引き出すコツだそう。「同じ子とペアにならないように相談して決めて!1分後に集合!」とだけ言われると、テキパキと動く子もいれば固まってしまう子も。すると「A君がこっちのチームに来て、B君と交換すればいいんだよ!」という生徒の声が。時間はかかっても黙って見守ることで、生徒の自主性やリーダーシップが育まれているようでした。

体が温まったらサーブの練習。先生は一人ひとりのフォームをしっかり見て、「もっとボールを高く上げて!」「体を横に向けて!」とアドバイスします。9割近くの子が未経験で始めたにもかかわらず、きちんと上達しているのは基礎を丁寧に教えてもらえるおかげ。サーブが決まるようになったら、生徒どうしでラリーの練習。先生はミスをした子にも、「さっきよりよくなってるよ!次はボールをよく見て!」と褒めることを忘れません。

レッスン後半は、試合形式での練習。先生から「今日頑張ってほしいのはポジション!打ったらもとの位置にすぐ戻ってね」とポイントが伝えられると、生徒たちは気合を入れ直します。力強いサーブや鋭いショットが決まると、「ナイスサーブ!」「いいショット!」と先生の褒め言葉がすぐに飛んできます。子どもたちもうれしそうな笑顔を見せていました。

意外と難しいサーブの練習。入らなくても何度もチャレンジ。

先生は介入しすぎず、余白をつくる

「打つ」「走る」「切り返す」「止まる」などの動作を強い強度で繰り返すテニスでは、筋力や持久力、敏捷性、反射神経などさまざまな運動能力の向上が期待できます。真冬の取材だったにもかかわらず、広いコートを走り回るため、半ズボンでも「暑い!」と叫ぶ子がいました。

フィジカル面以外にプリマステラが重要視しているのが、「非認知能力」。生きる力や人間力とも言われ、勤勉性や意欲、忍耐力や思いやりなど、数値化できない能力をさします。
プリマステラのテニス指導では、非認知能力を高める方法を実践しています。その一つが、指示しすぎないこと。子ども自らの「楽しい!」という気持ちを大切にするため、必要以上に介入せず、積極性や好奇心が育つ余白をつくります。介入しないといっても、もちろん放任ではなく子どもたちの様子をしっかり観察し、褒めるところは思い切り褒めて自信を育みます。
そしてもう一つが、「失敗しても大丈夫」という雰囲気をつくること。この安心感があれば子どもは何回でも挑戦し、どんどん成長していきます。

「まっすぐ飛ばすにはどうしたらいい思う?」と問いかけ、子どもに自主的に考えさせる。

「本人も気づかない長所、気づかせたい」

今回、指導を担当されたのは皆川建治先生。中学時代の部活でテニスを始めて以来、勝利の楽しさと切磋琢磨し合える仲間に魅力を感じ、テニスに没頭。大学卒業後、プリマステラの運営会社リーフラスに就職し、10年以上にわたってテニスの指導を続けてきました。
「プリマステラじゃなかったら、おそらく10年も働き続けていないと思います」と皆川先生。「認めて、褒めて、励まし、勇気づける」という指導方針のため、何度失敗している子にも「B君は何回も挑戦して偉いね!」と皆の前で堂々とほめます。ほめることでどんどん成長していくのが子どもの素晴らしいところ。

時には、生徒の驚異的な成長に驚くことも。「大人が何十分かかっても習得できないことを、子どもって5分でできるようになっちゃうんですよ。どんな子にも絶対に長所があるのに、自分で気づいていない子がいる。長所に気づかせてあげたい」と話す皆川先生。子どもたちのいいところをたくさん見い出し、楽しく熱いレッスンをしています。

指導を担当する皆川建治先生。「子どもの名前をしっかり呼んで声かけするように心がけています」

取材を終えて

カメラを持ってテニスコートをうろちょろする私にも「こんにちは!」としっかり挨拶してくれる子どもたち。プリマステラの指導理念は徹底しているなと思いました。年齢も性別も学校も違う子たちが一緒に楽しんでコミュニケーションできる環境は、今どきとても貴重だと思います。(佐野友美)

教室情報

「プリマステラ テニススクール」(運営:リーフラス株式会社)は東京、神奈川、埼玉、広島で開講しています。
詳しくはこちらをご覧ください。

みらのび編集部
みらのび編集部

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