2021.03.22
習い事最前線 みらのび編集部

「テクノロジーと理想の未来」を自由な発想で考える「プログラミングキッズ」

春は習い事選びのゴールデンシーズンです。みらのび編集部では、ユニークな取り組みをする教室をご紹介する「春の習い事最前線」を不定期連載します。今回、取材に協力いただいたのはIT企業が運営する「プログラミングキッズ」。小学生からPCを使い、複数のプログラミング言語を使って総合的にスキルを身につけていきます。本格志向のレッスンを取材しました。

テクノロジーで「何がしたいか」考える

アプリやウェブ開発をするIT企業「ナンバーワンソリューションズ」が経営する、子ども向けプログラミング教室です。過去17年にわたり300名以上のプロのエンジニアを育成してきたノウハウを生かし、2017年4月にスタート。本格志向の“エンジニア魂”を育てるコンセプトになっています。

今の子どもたちは、物心ついた頃から身近にPCやタブレット、スマートフォンなどのデジタル機器がある世代。自分が触れる道具としてだけでなく、活用次第では他人を楽しませるツールにもなり得ることを、常に子どもたちに伝えています。

このスクールでは、プログラミングをあくまでも手法の一つとしてとらえています。スキルを教えるだけではなく、「テクノロジーを使って自分は何をしたいのか」「理想の未来を創るために何が必要か」を考えさせるようにしています。

1回のレッスンの中で、レゴ®マインドストーム®EV3、Scratch(スクラッチ)、Viscuit(ビスケット)など複数の言語に触れさせるのも特徴の一つ。複数の言語を体感することで「プログラミング思考」の土台を身につけさせ、さらに高度な言語を学ぶ際にもスムーズに移行できるようにします。プログラミングの習得だけで終わるのではなく、「将来もっと高いレベルのテクノロジーを学びたい!」という気持ちになるよう成長を促しています。

特定のプログラミング言語ではなく、一度に複数学ぶことで汎用的な考え方を養う

「未来体験映像」を見て創造性養う

子ども向けのコースは、小学1~2年生向けの「ベーシックコース」と、3年生以上向けの「アドバンスコース」の2つ。両クラスとも1コマ120分とかなりのボリュームです。

取材では、アドバンスコースのレッスンを見学。まず「Tech Time」という独自の映像をみんなで見ます。今回の映像のテーマは「未来のマウスを想像してみよう」。どうやら未来のマウスはカーソル移動や画面サイズを指の操作で切り替えられることができるようです。映像を見た後、今みんなが使っているマウスと未来のマウスがどのように違ったか、未来のマウスはどのような仕組みで動いているのかを話し合います。
「僕はテレパシーで動くマウスがいいなぁ!」などと自由な発想をする子も。どうやったら自分の思い描く未来のマウスが作れるか、イマジネーションを膨らませます。

その後は、ScratchとEV3でプログラミングの実践タイム。与えられたミッションの通りプログラムを組んでロボットを動かします。ロボットが思うように動かず、何度も試行錯誤する場面も。トライ&エラーを繰り返すことも大事な学びのプロセスです。

最後は各自で振り返りシートを記入。「今日はカラーセンサーを使いました」「ブロックの違いがわかりました」と、それぞれ成果を発表して終了。レッスン内容が多様で充実感があり、すがすがしい表情で子どもたちは教室を後にしていきました。

レッスンの最後に、自分で発見したことやできたことなど成果を発表する時間も

クリエイティブ魂、ユニーク性が育つ

未来へのイマジネーションを膨らませる映像「TechTime」が、子どもたちのクリエイティブ魂を大きく刺激するのは間違いなさそう。
この日のプログラミングのミッションでは「変数」が登場。先生の「変数って知ってる?」との問いに「う~ん、変数は聞いたことないけど、〇〇なら知ってるよ!」と生徒が元気よく答えます。子どもたちが間違いを怖れずに自由に発言できる雰囲気があり、一人一人のユニーク性、オリジナリティーが大切にされています。

ベーシックコース、アドバンスコースを終了した後は、さらに高みを目指す実践コースへ。中高生向けには同じ系列のオンラインスクール「コードオブジーニアス」もあります。ハマったらとことん続けてチャレンジできる受け皿があるのが、IT企業の運営ならではの魅力です。

生徒がのびのび発想、自由に発言できる環境。個人のオリジナリティーが大切にされている

対面授業で伴走するように指導

「ここまでの意味は分かるかな?大丈夫?」「じゃあ、〇〇くん答えてください!」と、忙しそうな講師の中村好雅(よしまさ)先生。

「授業の中ではゲームを作ったりロボットを動かしたり、楽しい体験ができます。子どももプログラミングも可能性は無限大。こんなことができたらいいなぁ、便利だなぁと思えることを自ら考えて、よりよいものを創り出せる人になってほしいですね」(中村先生)

この日の教室内では、対面授業と同時平行で、たまたまオンラインでも授業を開催していました。コロナ渦でオンライン授業を続けたおかげで、指導ノウハウが蓄積され、十分手応えを感じられているとのこと。リアルとオンラインの垣根が低くなったコロナ渦ならではの副産物です。

リアルな対面授業で仲間と一緒にいても、基本的には子どもたちは自力で課題に取り組みます。講師は生徒の理解度やスピードに寄り添い、伴走するように指導します。プログラミング学習だけにとどまらない、より大きな視点で子どもたちの学びを支えている様子がうかがえました。

ロボットの脳の部分「インテリジェントブロック」について生徒から質問され、丁寧に答える中村好雅先生

取材を終えて

120分のレッスンと聞いたときは、小学生にはさすがにハードでは?という印象でしたが、TechTimeの映像、ScratchやEV3の実践と内容が充実、それぞれがバランスよく時間配分されていて飽きない工夫がされていました。このご時世、「オンライン授業」という選択肢があるのもとても心強い!プログラミングと聞くと難しそうでちょっと身構えてしまうご家庭にも、ぜひおすすめしたいです。(真貝友香)

教室情報

「プログラミングキッズ」(運営:株式会社ナンバーワンソリューションズ)は、首都圏(池尻大橋・二子玉川・溝の口)を中心に全国で展開中。全国どこからでも受講できるオンラインコース(1回60分)もあり。詳しくはこちら

みらのび編集部
みらのび編集部

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