2021.03.22
習い事最前線 みらのび編集部

プロと同じプログラミングを学び、将来の選択肢を広げる「コードオブジーニアス」

春は習い事選びのゴールデンシーズンです。みらのび編集部では、ユニークな取り組みをする教室をご紹介する「春の習い事最前線」を不定期連載します。今回、取材に協力いただいたのは中高生向けにオンラインで開講しているプログラミングスクール「コードオブジーニアス」。エンジニア経験者が、本格的なプログラミング言語を基礎から指導してくれます。レッスン内容について取材しました。

IT企業が開講、プロ養成カリキュラム

「コードオブジーニアス」は、アプリ開発などを行うIT企業「ナンバーワンソリューションズ」が提供する、中高生向けのオンラインスクールです。社内で何人ものエンジニアを養成してきたノウハウを活かし、「次世代もプログラミングの力で、社会に羽ばたいてほしい」との願いで、2017年4月にスタートしました。

講師はほぼ全員、エンジニア経験のある同社の現役社員たち。元は職場体験で来社する中高生向けに用意していた講座を、長期間プログラムに拡大して提供しています。プログラミングの基礎を学びたい人はもちろん、本気でプロを目指す人まで、幅広いニーズに応えています。子ども向けのツールは一切使いません。プロが現場で使っているプログラミング言語を一から学びます。

ナンバーワンソリューションズ創業メンバーの一人で、現役エンジニア兼講師の橋本雄(たけし)さんにお話を伺いました。
「私たちは技術だけを教えるのではなく、ビジョンを大切にしています。入会前に生徒本人と保護者の方とカウンセリングをし、『なぜプログラミングを学ぶのか』『何をしたいのか』について考えを伺います。目標は途中で変わってもいいのですが、常に目標を高く持ち、言葉でアウトプットすることが大事だと思っています」

エンジニア養成のプロが開発したテキストを見ながら、自力でどんどんワークを進めていく 個別指導、ZOOMで双方向やりとり

コードオブジーニアスの授業はオンラインで実施しており、週1回1コマ110分、1クラス最大4人の少人数制。講師は遠隔で生徒の作業画面をチェックしてくれます。ZOOMでつないで双方向でやりとりしながら進めます。コードの書き方につまずいたら先生からヒントがもらえます。ただ、できる限り自力で進めていかないと実力がつかないので、先生からは余分な介入はしません。

コースは、基礎を学ぶ「スタンダードコース」と、より高いレベルの技能を習得する「マスターコース」の2種類。スタンダードコースでは、動きのあるウェブサイトでよく使われるJavaScript(ジャバスクリプト)、機械学習や統計処理など幅広く使われるPython(パイソン)を学びます。どちらも初心者が学びやすい言語です。

スタンダードコースは、最速3カ月で終了。その後はマスターコースで2~3年学びます。自分がやりたい目的に応じた言語や開発ツールを選び、さらに高い技術を習得していきます。例えば、JavaScriptを使ってゲームを制作したり、PythonやDjango(ジャンゴ)を使ってウェブを作成したり、開発プラットフォームのUnity(ユニティー)やプログラミング言語C♯を使って、凝った3D動画を作ったり……。

プログラミング作業は、大量のデータを入力するため、キーボードのタイピング技術も必須です。
「今の中学生は、『スマホのフリック入力なら負けない』という人はいますが、PCでタイピングができない人が多いです。入力作業が苦痛にならないよう、全員必ずタイピングに熟達してもらいます。“しゃべるスピードで打てるようになる”ことが目標です」(橋本さん)

大量のコードを書き上げるには、素早いマウス操作やタイピングの技術が必須

プログラミングがキャリアの扉を開く

コードオブジーニアスは、中高生にたちにプログラミング知識だけでなく、学習の過程を通して備わる能力を通じて未来を生き抜く力を身につけ、グローバルな世界へ羽ばたいてほしいと願っています。

プログラミングは、何度も失敗をしながら自力で乗り越えていかなければなりません。論理的に物事をとらえる思考力、課題発見・解決能力、最後までやり抜く力が身につきます。「自分は何をどうやってつくるのか」を常に問い、作品にすることで豊かな創造力も育まれるでしょう。

講師の橋本さんはこう話します。「プログラミングは、現代社会のあらゆる場面で使われています。何をやるにも避けて通れないもの。その存在に気づくと、将来のキャリアの選択肢が広がります。元々レベルの高い学生でも『学校の勉強だけできても生きていけない。何かプラスαで自分にできることを見つけたい』という理由で入会してくる人もいます。プログラミングが、大学や学科選びの時の役に立ったケースもよくあります」

講師は生徒の作業画面をリアルタイムでチェックできる。つまずいた時にはヒントを出してサポート

 「志望校に合格」続々うれしい知らせ

講師の橋本さん自身も、生粋のエンジニア。小学校高学年でプログラミングに出会い、独学でコードをひたすら書いていたとか。大学でも工学部の土木工学科でダムの水面振動の解析をするプログラムを作成しいていたそうです。
「中高生は小学生と違って喜怒哀楽をはっきり顔に出しません。でも、自分のプログラムが上手くいった瞬間に“やった!”と満足げな表情になる。その微妙な変化が面白いんですよね(笑)」
中高生は、大人との会話が乏しくなりがちな思春期ど真ん中。保護者たちからは「プログラミングを始めてから、うちの子が何に興味を持っているのかわかるようになった」「こんなに楽しめるものが見つかってよかった」と喜ばれることも。

受験シーズンになると、高校3年生の受講生たちから「志望校に合格しました」とうれしい知らせが次々に舞い込みます。トップクラス国立大の工学部に決まった男子、海外の大学で映像制作の学科に合格した女子も。
「生徒たちには、将来エンジニアになってもならなくても、プログラミングの体験を生かしてキャリアを開いていってほしいですね。体験を通してこそ見えてくるものが必ずあると思いますから」

お話を伺ったエンジニア兼講師の橋本雄さん。「プログラミングは試行錯誤するプロセスが楽しいんです」取材を終えて

「コードオブジーニアス」=「天才のコード」という名称がカッコいいですね。中高生たちが、忙しい学業や部活動のかたわら、オンラインで本格的にプログラミングを学んでいるなんて本当に尊敬してしまいます。橋本さんの「プログラミングは、現代社会のあらゆる場面で使われていて何をやるにも避けて通れないもの。その存在に気づくと将来のキャリアの選択肢が広がる」という言葉に納得しました。プログラミングを学ぶ人は「理系」という考え方も、もはや古いのでしょう。このスクールで学んだ若者たちが、それぞれの得意分野に進んでイノベーションを起こしていくことを願っています。(山口真矢子)

教室情報

中高生向けプログラミングスクール「コードオブジーニアス」(運営:株式会社ナンバーワンソリューションズ)は、オンラインで開講中。全国どこからでも受講できます。
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みらのび編集部
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