2021.03.22
習い事最前線 みらのび編集部

音楽を流しながら楽しく空手の形をマスター「リズミックカラテ クオレ」

春は習い事選びのゴールデンシーズンです。みらのび編集部では、ユニークな取り組みをする教室をご紹介する「春の習い事最前線」を不定期連載します。今回、取材に協力いただいたのは「リズミックカラテ クオレ」。子どもの好きな音楽を流しながら形の練習をし、友だちとの対話の時間を設けたりして、怖い、痛いというイメージを払拭しています。どんなレッスンなのか詳しく取材しました。

敷居の高い空手を音楽で親しみやすく

東京五輪の競技として初めて正式種目に採用された「空手」。子どもの習い事としても人気が高まっています。その中でも、空手教室「リズミックカラテ クオレ」は音楽を流しながら練習するという独自のスタイルを展開し、注目を集めています。一体どんな教室なのでしょうか。

空手はかっこいい!というあこがれがあっても、いざ本格的な道場に足を踏み入れるとなると「怖い」「痛い」という先入観があり、敷居の高さを感じる方もいるでしょう。

クオレでは、子どもたちに気軽に親しんでもらおうと、子どもたちの間で流行っている曲をかけながら基本練習に取り組んでいます。指導理念は、“子どもたちの「ココロに体力を。」”。空手の技術だけではなく、礼儀作法や協調性など、社会生活で必要になるスキルを身につけることを目標にしています。

音楽を流しながら基本動作の練習。空手を続けると「強い精神力」「折れない心」が育つ

先生から仲間から積極的に声かけ

対象年齢は3歳から小学6年生。稽古は元気のいい挨拶から始まり、その日の練習内容と目標を確認し合います。その後、正座をして黙想。「お願いします!」と声をそろえて気持ちを一気に引き締めます。前半は「突き」「蹴り」などの技を磨きます。さまざまな種類の形(かた)を披露し、ミットに打ち込む練習ではめいっぱい体を動かします。

クオレが大切にしていることは、子どもどうしでの会話。お互いに声を積極的にかけ合う雰囲気をつくっています。指導員も、子どもがこれまでできなかったことができるようになった時には積極的に褒めて、自己肯定感を育むことを意識しています。

大会出場の機会は年に2回。大会はトーナメント式で、敗者どうしが戦う「フレンドリーマッチ」を含めて、1人最低2回は戦える仕組みになっています。多くの観客に囲まれて緊張感を持って試合に挑戦することは、子どもたちの心の成長につながる大事な経験だといいます。

レッスンの始めに黙想して集中力を高める子どもたち

2人1組で「見る力」と「話す力」

全身運動の空手は、フィジカル面の効果が高いということも人気の理由の一つです。手や足を左右両方動かすため、体のバランスが整い体幹も鍛えられ、姿勢がよくなります。さらに、大声を出してストレスを解消するので、心の健康にもつながります。

空手は格闘技ですが、クオレでは子どもたちの協調性を身につけてもらうために2人1組のペア練習を積極的に取り入れています。2人の息が合っていないと、うまく練習が進まないため、お互いに声をかけ合うことで、自然にチームワークが育つように工夫しています。

2人1組の練習中には、「お互いの良い点と改善点を一つずつ伝え合う」という課題が出されます。相手の動きを観察して課題を発見する「見る力」と、改善点を言葉にして伝える「話す力」を伸ばします。子どもたちも、相手にわかりやすく伝えるために、考えながら言葉を選ぶので、論理的な思考力にもつながるでしょう。

ミットを使った打ち込みの練習。ペアの相手は改善点を伝えてあげる

「挫折を乗り越えて精神的に強くなる」

今回お話を伺ったのは、東京都内5校のクオレで指導を担当する千葉椎奈先生。小学5年生のときに極真空手を習い始め、高校2年生で全国大会8位になったことがある達人です。空手に関わる仕事がしたくて、クオレの運営会社リーフラスに入社したとのこと。

「空手で挫折を経験したり、壁を乗り越えたりすることで精神的に強くなれます」と千葉先生。長期的に稽古を続けていく中で、子どもたちが目に見えて成長してきたとのこと。普段はにぎやかな子どもも、いざ稽古になると真剣な表情になり、しっかり切り替えができています。「空手を楽しむ子どもたちがもっと増えるとうれしい。これからも生徒たちを支えていきたいですね」と話してくれました。

今回お話を聞いた千葉椎奈先生。子どもの頃から空手が大好き

取材を終えて

最初に「リズミックカラテ」と聞いた時は、縄跳びダンスをしながら瓦割りをするイメージが浮かんでしまいました。しかし実際は、音楽は子どもが「親しむ」のためのツールで、本質は普通の空手と大差ないということがわかりました。空手は、根気や礼儀作法、協調性が身につくなど、親が子どもに期待する要素が満載です。一方で、空手道場に行くとなるとちょっと敷居が高いと感じる人も多いことでしょう。クオレのようなスクールなら、生き生き楽しく、かつ、強い心をもった子どもたちが育つと思います。(沼野容子)

教室情報

「リズミックカラテ  クオレ」(運営:株式会社リーフラス)は、岩手・宮城・東京・大阪・福岡の44カ所で展開しています。
詳しくはこちらをご覧ください。

みらのび編集部
みらのび編集部

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