菊の会舞踊教室 墨田菊幸会

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最終更新日:2021.12.01

日本の踊りを楽しく学び、豊かに表現する教室

この教室で伸ばせる未来型スキル

  • Point

    01

    内容に民謡、唱歌を取り入れ、のびのびと踊る

  • Point

    02

    着付け、小道具の使い方を基本から身につける

  • Point

    03

    創造的な表現力を磨き、達成感を得る

舞踊団員が指導、日本文化を身近に学ぶ

帯を文庫結びに整え、踊りの稽古がスタート。「花笠音頭」は、扇子を使いながらリズミカルに舞う

「菊の会 舞踊教室」は、日本の踊りを身近なものとして学ぶことができる教室です。運営するのは「舞踊集団菊の会」。1972年、日本舞踊尾上流の二代目家元・尾上菊之丞に師事した畑道代(尾上菊乃里)さんが、歌舞伎の流れをくむ伝統と各地の民俗舞踊が持つよさを組み合わせ、新しい踊りをつくりたいとの思いから会を立ち上げました。現在は東京と京都を拠点に、国内のみならず、のべ66カ国108都市で海外公演を行い、団体、個人とも数々の受賞歴を誇ります。演目は、古典を踏まえたものから民俗芸能をモチーフにした創作劇まで幅広く、日本舞踊に縁のなかった観客からも大きな注目を浴びています。

菊の会が開催している子ども向けの教室は、全国で4カ所、対象は3歳~中学生まで。指導では、日本の文化を楽しく学ぶことを大切にしています。ジャンルは古典に限らず、民謡や唱歌も取り入れ、舞踊団員が指導します。現代表の畑聡さんは、「子どもたちがのびのびと稽古することが一番。その中で、あいさつなどの精神を教えていければ」と話します。

今回は、千葉県流山市の「流山若葉会」にお邪魔し、小学生2人の稽古を見学しました。講師は、菊の会の事務局長を務める大川慶子先生。子どもたちは、初めに正座し、扇子を前に置いて「お願いします」と深く一礼。先生は丁寧に目を配り、「畳のへりには乗らないで」「背筋を伸ばして、指をそろえて」と声をかけていました。

リズミカルに、滑らかに所作をつなぐ

「よへほ節」の踊りでは、腰を落としながらの平行移動も。子どもたちはひたむきに練習する

稽古は週1回1コマ60分。子どもたちはまず、自分で着つけができるように、いったん帯を解き「文庫結び」にチャレンジ。先生のサポートで帯の結び目を蝶々の形に整えてから踊り始めます。

最初の曲は「花笠音頭」。扇子をかざしたり、左右に回したりしながら、リズミカルに舞います。次は熊本県の民謡「よへほ節」。ゆったりしたテンポに合わせ、滑らかに所作をつなぎます。先生は、拍子を取りながら一緒に踊り、曲が終わると足の運びや目線など改善点をアドバイス。その後も同じ曲で復習します。

踊りには、交互に立ったりしゃがんだりするなど、対照的な動作もあり、呼吸を合わす必要も。もちろん筋力も使います。例えば「よへほ節」では、腰を落としながらの平行移動があり、きれいに見せるのはなかなかハード。でも、子どもたちはひたむきです。2回目に踊った後、先生から「よくできました!今までで一番いい!」とほめられ、うれしそうな表情を見せてくれました。

水分補給後、「豊年こいこい節」に続き、「さくらさくら」を練習。扇子は桜の花びらを描写するなど、情景を見立てるのに大切な小道具。子どもたちは持ち方の違いや動かし方を学びます。扇子がきちんと扱えるようになるまでは、5年、10年と長い年月がかかるそう。「子どもの手は小さいので、しっかり持てないこともあります。癖がつかないように、基本から教えています」(大川先生)。

創造的な表現力が磨かれ、挑戦意欲も育つ

発表会で披露した「もみじ」を踊る女の子。手の指先をピンと伸ばした先に目線を配る

菊の会のきめ細やかな指導により、子どもたちは行儀作法が身につき、一人ひとり創造的な表現力がより一層磨かれます。「生徒が、振りに込められた情景や気持ちを表現しようと一生懸命稽古を重ねている姿は本当にうれしく、逆にこちらが教えられることもあります」と畑聡代表。

上達のポイントは、それぞれの振りや形をつなぎ、流れるように踊ること。一曲を通して踊ることを目標に、物事をやり抜く力が養われます。子どもたちは達成感を得て、より難易度の高い踊りに挑戦する気持ちが高まるでしょう。さらに、何人かのグループで取り組む場合は、そろった動きが求められるためチームワークも育まれていきます。

稽古の成果を披露するのは、年1回の発表会。2021年は菊の会大人向けの教室と合同で、地域ごとに受講生が集まり開かれました。その際に「もみじ」を踊った女の子が、見学時に同じ曲を実演してくれました。広間を大きく使い、途中、紅葉の葉を懐から出し川に流れる様子を表現。手の指先をピンと伸ばした先に目線を配りつつ、たおやかに踊る姿は、見る側の心を打つものがありました。

現在、菊の会では週1回、南米ペルーの日本人会とオンラインでつなぎ、大人と子どもが稽古に励んでいます。グローバルな活動は、日本の踊りが世界からどう見られているかを考えるきっかけにもなるでしょう。

伝統芸能の魅力を「楽しく」伝える

稽古後、生徒たちと一緒にポーズを取る大川慶子先生(写真左)

菊の会では創立間もない頃、子どもたちが舞踊団の「研究生」という位置づけで稽古をしていたとのこと。畑聡代表もその一員で、10歳の時に入団したそうです。背景には、男性の踊り手が少なくなってきたことがありました。その後、各地域に大人向けの教室ができ、自然発生的に生まれた子ども教室は、現在まで40年以上の歴史を積み重ねています。

大川慶子先生は中学生の時から菊の会で踊りを習い、30年以上のキャリアの持ち主。子どもへの指導歴は10年ほど。「とにかく楽しく」を心に、稽古の合間には生徒と同じ目線でコミュニケーションを取り、学校での出来事や身近な話をするようにしています。生徒が踊れるようになった時には、先生自身も喜びを覚えるそうです。

菊の会の舞踊教室に通う生徒の保護者からは「体が元気になった」「集中力が付いた」などの声が聞かれます。親子4世代続けて習ったり、長く稽古を続けた生徒が舞踊団に入団するケースも。大川先生は「若いみなさん方にも改めて、日本の伝統芸能の面白さや新しさを伝えていきたい」と抱負を語ります。

菊の会では文化庁事業の一環で、全国の小中学校を巡回し、ワークショップや公演を行っています。子どもたちは、今まで知らなかった踊りに対して新たな興味を持ち、公演後、地元の伝統芸能に関心を持つようになったそう。舞踊教室で学ぶ生徒たちにもきっと、芸術の豊かさは脈々と息づいていくことでしょう。

親目線でここがうれしい!

ここがうれしい!

目の前で見る踊りは、想像以上にダイナミックで、体力が必要なことに驚かされました。感情を込めた表現や、柔らかい身のこなし方を身につけ、踊りが完成すれば、子どもにとって嬉しさは格別なのでしょう。学んだスキルは、海外交流にも大いに役立ちそうです。
見学時は、大川先生が、帯を結ぶ時に「せーの、キュッ」と声をかけたり、「大丈夫よ」「頑張って」と励ましたりと、生徒におおらかに接していました。親しみやすい雰囲気作りが、子どもたちのはつらつさ、優美さをより引き出している点にも、教室の良さを感じました。(小島泰代)

菊の会舞踊教室 墨田菊幸会のコース情報

子供教室

対象となるお子様

3歳から中学生

受講日

毎週金曜日 19時~20時

菊の会舞踊教室 墨田菊幸会の体験会・説明会

費用

無料(1回のみ)

概要

普段子どもたちがお稽古をしている内容を一緒にお稽古します。

菊の会舞踊教室 墨田菊幸会の地図・アクセス

所在地

〒131-0032
東京都墨田区東向島2-28-7 墨田生涯学習センター

菊の会舞踊教室 墨田菊幸会の基本情報

教室名

菊の会舞踊教室 墨田菊幸会

運営者

株式会社 舞踊集団菊の会

対象となるお子様

3歳から中学生

入会後の費用

入会金 3,000円
月 謝 6,000円
※別途、若干の維持費をいただきます。

こだわり条件

マンツーマン

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