6歳~16歳(応相談)
オリジナル解説動画や教材で、個性を伸ばせるプログラミング教室

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オリジナルのカリキュラム、動画教材が魅力
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一人ひとりの個性に合わせて指導し、障がい者対応も
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検定やプログラミング大会に挑戦し、ステップアップ
パソコンの素晴らしさを伝えたいと開設

生徒一人ひとりの「わからない」に寄り添い、プログラミングの仕組みを丁寧に説明します
山梨県富士河口湖町のプログラミング教室「プラスワン」は2021年4月にオープン。「ひとつひとつの成長を大事に」を掲げ、子どもを中心に大人や発達障がいの方も指導しています。
教室開設のきっかけについて、代表の成瀬佑一先生は「この地域にはプログラミング教室がなく、見つけても費用的にも通いづらいとの声を聞き、通いやすい教室を作りたいと思いました。自分が動画制作やウェブサイト制作など、パソコン一つでさまざまな仕事をしてきたので、パソコンの素晴らしさを子どもたちに伝えたいと思いました」と言います。
カリキュラムや教材は教室オリジナルを使い、「見本を真似して作ってください」というやり方でなく、プログラミングの意味や仕組み、順序や組み立て方をしっかりと理解してもらうことに重点を置いています。成瀬先生は「根本を理解できていないと、習ったプログラミングを再現できませんので。応用力が身に付くような指導をしていきます」と言います。
例えば、タイピングのやり方一つをとっても、最初にきちんと「ホームポジション」を教えて、レクチャーしながら打ってもらいます。ビジュアルプログラミング言語Scratch(スクラッチ)を使うレッスンでは、指令を与えるためのブロックごとの意味をきちんと教えて、応用ができるように指導していきます。
見て分かりやすいオリジナルの動画教材

成瀬先生が自ら制作した解説動画。この動画を見ながら生徒たちは、課題に取り組みます
「プログラミングスクラッチコース」は、4~15歳が対象。レッスンはタイピングの練習から始まり、成瀬先生制作のオリジナル解説動画を見ながら課題に取り組んでいきます。楽しく分かりやすい内容で、レベルごとに動画が用意されています。課題に取り組むときは、一人ひとりの様子を先生がフォローします。
小学生たちは「パソコンとはどういうものなのか」「プログラミングの考え方」を学んだ上で、「何をしたいか」を自ら考えながら、主にScratchを使ってプログラミングを学んでいきます。初級レベルから中級レベルに進むと、物語やゲーム、曲を作るなど、自分のやりたいことができるようになります。
「希望があればプログラミング大会や検定にも挑戦してもらっています。大会には準備に時間がかかりますが、成功が大きな自信につながります」(成瀬先生)。
さらにステップアップすると、自分のやりたいことに合わせたレッスンとなります。例えば、動画制作のPremiere Pro(プレミアプロ)、オフィス系ソフト、Photoshop(フォトショップ)、Illustrator(イラストレーター)などの使い方を学ぶこともできます。中学生以上はより実践的なプログラミング言語Python(パイソン)を学び、実務に生かせるような技術を身につけます。
挑戦しながら多様な能力が身に付く

自分のつくった作品をみんなの前で発表することで、プレゼン力や表現力を磨きます
「プラスワン」では、プログラミング学習を通し、「考えるチカラ」「好きなことを見つけるチカラ」「発信するチカラ」を伸ばすことを目標にしています。
レッスンでは、子ども自らが考えることを大切にしているため、生徒たちをサポートしつつも、完成するまで教えすぎないようにします。
子どもたちは作りたい動きにするためどうすればいいか考え、うまくいかなければ問題点を見つけ、解決策を考えていきます。そうすることで考える習慣が身につき、考える力が養われていきます。さらに「難しめの課題にチャレンジしてもらうことで『やり抜く力』も身に付きます」と成瀬先生は言います。
また、プログラミング的思考を身につけると、世の中にある「モノ」を違った目線で見つめるようになります。モノの仕組みを理解したいという知的好奇心も高まり、自分の好きなものも見つかりやすくなります。
レッスンでは、自分の作品の工夫した点や他人の作品の面白い点など、意見交換し合う機会もあります。この経験を通し、大人になってからも必要なプレゼン力や、自分の考えを述べる能力も鍛えられます。「学習だけでなく、将来仕事で必要になる企画の立案ができるような力や、人前で発表ができる力を磨く体験をしてもらえればと思っています」(成瀬先生)。
一人ひとりの小さな成長を大切にしたい

パソコンやプログラミングの魅力を子どもたちに伝えたいと教室を開いた成瀬佑一先生(右)
成瀬先生は教室を開く前には13年間、東京や山梨の障がい者・高齢者施設の運営やHP管理、CM動画制作、ケースワーカーをしてきました。3人の子どもを育てる父親でもあります。
こうした経験を通し、どんな子どもにも成長できる「芽」があると実感したそうです。教室のモットー「ひとつひとつの成長を大事に」には、そんな成瀬先生の思いが込められています。
プログラミング大会で入賞した生徒の中には、発達障がいのある子もいるそうで、「鉛筆で書くのは苦手なのに、パソコンを習い始めたらタイピングも早く、プログラミングの課題をほかの子が1時間のところを20分ほどで仕上げました。障がいがあっても、個性に気づくことで、その子の才能を発揮できるようになると思いました」と成瀬先生。教える内容は、健常者と変わりませが、ペース配分をそのお子さんに合わせて、気分が乗らないときは無理に進めないようにしています。
自らの経験やスキルを生かして制作したオリジナル解説動画をはじめ、「指導には自信があります」と成瀬先生。日頃、子どもたちに「将来、パソコンでお小遣いぐらいは稼げるようになるんだよ」と伝えているそうです。
どんな子でもレッスンを通して、自己肯定感を得て、自信がつく――プログラミングの可能性を感じさせる教室です。
プログラミング教室 プラスワンの体験会・説明会
費用
無料
概要
プログラミングに関する基本的なことや勉強方法をお子さまと保護者さまにご説明します。その後、スクラッチで作ったゲームを体験してもらい、間違いを探すアクティビティーを体験。時間は50分程度です。
※実際のレッスンとは別枠での実施となります。
プログラミング教室 プラスワンの基本情報
教室名
プログラミング教室 プラスワン
運営者
パソコン教室プラスワン
ジャンル
対象となるお子様
6歳~16歳(応相談)
入会後の費用
月額 8,900円
※入会金・解約金なし
こだわり条件
オンラインあり

親目線でここがうれしい!
ケースワーカーとして発達障がいのお子さんに接した経験があるという成瀬先生。鉛筆で自分の名前が書けなかったお子さんが、タイピングを覚えたらスピードが速く、プログラミングの才能を発揮したというお話が印象的でした。動画教材もオリジナルと新しいタイプのプログラミング教室で、子どもの可能性を伸ばせると思いました。(島川渚)