1歳半~3歳半
子どもが主役のレッスン 英会話が楽しく自然と身につく

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多国籍の講師陣 少人数・担任制クラスで自己表現
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ゲーム、歌や踊りのアクティビティが充実
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フォニックスを学び、英語の4技能を高める
レッスンはオールイングリッシュ

テキスト「Magic House」から先生が読み聞かせ。日常言葉が収められ、子どもがワクワクする内容
Nico Kids English(ニコキッズイングリッシュ)は日常で使える英会話を楽しく身につけるスクール。オーナーの田村順平さんが2008年、地元の徳島県でスタートしました。現在は4校で400人の生徒が在籍。東京都世田谷区内の2校は、昨年11月のオープンから2カ月で生徒数が80人を超えたそうです。
大切にしているのは、子どもが主役であること。レッスンは、日本や東アジアで英語を長く指導してきたデイビッド・ポール氏が提唱する「子ども中心の教授法」を採り入れ、ゲームやアクティビティを充実させています。スクールの講師陣は、スペインやイタリアなど国籍もさまざま。レッスンはオールイングリッシュで、内容はクラスの雰囲気や生徒の興味に応じ柔軟に変えています。
対象は1歳半から中学生まで。クラスは年齢・レベル別に分かれ、定員6人(ママとベイビークラスは親子8組)の少人数・担任制。コースは週1回、週2回から選べ、学年によってはオンラインプライベートレッスンも設けています。小学3年以上向けには「文法クラス」もあります。
今回は「幼稚園児クラス」を世田谷の用賀校で見学しました。担任のファビオ先生はイタリア出身。豊かな表情と滑らかな語り口が印象的。一人ひとりに目を配り、名前を呼んで“Fantastic!”“Good job!”など、ほめながら教えていました。
感情移入し、体を動かしながら覚える

前置詞のon、in、underを学ぶ場面の様子。手遊びやクイズを取り入れ、意味の違いを確かめる
レッスンは1コマ50分。英語の4技能「読む・書く・聞く・話す」のうち、幼稚園児クラスでは「聞く・話す」に主眼を置き、基本的な表現や単語を学びます。
まず、あいさつや自己紹介、日常会話を交わします。続いて、先生が読み聞かせをします。クラスでは、テキスト「Magic House」シリーズを使用。キャラクターたちが繰り広げるストーリーは、子どもたちが感情移入しやすくワクワクする内容です。生活の中で使う言葉が多く収められており、文法に触れることもできます。
見学時は、体のけがや痛みについて“Are you OK?”“No! My knee hurts.”などのフレーズを練習。先生に続いてリピートするだけでなく、音楽に合わせて歌や踊りでも表現します。みんな目をキラキラさせて、とてもうれしそう!楽しみながら自然と身につけることができます。
活動の種類は、盛りだくさん。前置詞のon、in、underを学ぶ場面では、手遊びやクイズを取り入れ、意味の違いを確かめました。終盤にはゲームも。先生は、生き物が描かれたカードを何種類か裏返して持ち、子どもたちに“Are you a shark?”と尋ね、遠くから一歩ずつ近づきます。何回か“No”が続いた後、“Yes!”の答えと同時にサメのカードが出されると、興奮は最高潮になりました。
英語を正しく読み、きれいに発音

スクールの外観は、カフェのようなオシャレなたたずまい
Nico Kids Englishでは低年齢のうちから発語や表現を積み重ね、小学生以降で英語の4技能をバランス良く高めていきます。その基礎として、レッスンで重視しているのは「フォニックス」。英語を正しく読み、きれいに発音するための学びです。
見学時は「dog」を「ドゥ・オ・グ」と発音することなど、ルールを一文字ずつ丁寧に指導。先生が話すアルファベットを聞き、ホワイトボードに書くディクテーションもありました。フォニックスを習得すれば、英単語の7割ほどが読めるようになるとのこと。将来、グローバルに羽ばたくための力にもつながるでしょう。
子ども中心の英会話レッスンは、ものごとにチャレンジする力も育みます。たとえ英語を話す時に失敗したとしても「ネイティヴは気にしていない、それより伝えようとすることが大事」と田村さん。「社会に出たら、ミスを乗り越えていくことがカギになる。レッスンから前向きな気持ちを学んでほしいです」(田村さん)。
先生が子どもたちに質問を与え、自ら考えてもらうのがNico Kids Englishのスタイル。やり取りを繰り返せば、答えを見つけようとする探究心が身につきます。レッスンでは毎回、宿題を出しています。小学生クラスではテキストの内容と連動し、ロールプレイングゲームで単語学習をする英語アプリを採用。楽しみながら記憶を定着させることができます。
単身渡米し独学で英語習得 可能性を広げる

教室の子どもたちと、オーナーの田村順平さん(後列左)、Fabio Spano先生
田村さんは、かつて音楽活動をしていた経歴の持ち主。中学生の時にX Japanの影響を受け、バンドを組んでドラムを演奏していました。高校卒業後も続けていましたが、バンドは解散に。目標を失い、「人生を変えよう」と単身渡米しました。
現地で働いた寿司屋では英語が話せずオーダー取りもできなくて、マネージャーに毎日怒られていたそう。人種を超えた出会いを機に「自分が甘んじていた」と気づき、独学で英語を習得しました。「英語が話せるようになれば可能性が広がることを、いろいろな人に知ってもらいたい」と帰国後にスクールを立ち上げました。
「自分自身はもともと勉強嫌いだった」と田村さん。アメリカでの経験から、学ぶことは楽しいと価値観が変わったそう。指導法やテキストの採用にあたっては、その教授法を開発した先生や著者に直接会いに行き、レッスンを見学したこともあるとのこと。その行動力は「社会的に評価されているからいいというものではなく、実際に見て判断する」との考えから。スクールの先生はネイティブスピーカーにこだわらず、「教育に情熱があること」「子ども好き」を重視し、採用しています。
保護者からは「レッスン1カ月後に、家で英語のやり取りができるようになった」「遊びながら英単語を使っている」との声が聞かれます。「将来英語を使った道に進みたい」という話を子どもから聞くと、田村さん自身も喜びを感じるそうです。
Nico Kids English 鴨島校のコース情報
ママとベイビークラス
対象となるお子様
受講日
体験レッスンにてご相談ください。
幼稚園児クラス
対象となるお子様
3歳~6歳
受講日
体験レッスンにてご相談ください。
小学生クラス
対象となるお子様
7歳~12歳
受講日
体験レッスンにてご相談ください。
中学生クラス
対象となるお子様
中学生
受講日
体験レッスンにてご相談ください。
文法クラス
対象となるお子様
小学校3年生〜
受講日
体験レッスンにてご相談ください。
Nico Kids English 鴨島校の体験会・説明会
費用
無料
概要
体験レッスンは1回30分。
お子さまが場所に慣れるよう、入室後はまず、おもちゃやシャボン玉で一緒に遊び、レッスンスタート。アクティビティを行いながら、色の名前、フォニックス、フレーズ2つ(Come here、Go away)を学びます。
体験レッスン後、教室のご説明をいたします。
※1回の参加組数は3親子まで。
Nico Kids English 鴨島校の地図・アクセス
所在地
〒776-0013
徳島県吉野川市鴨島町上下島128-20
アクセス
国道192号線沿い、鴨島郵便局の西隣。 au鴨島店の向かい。
駐車場は、パーキング1 入口正面に2台、パーキング2 建物真裏に8台ほどあります。
Nico Kids English 鴨島校の基本情報

親目線でここがうれしい!
「好きなことをやる、楽しむこと」が、「英語上達のコツ」と田村さん。自身の行動力と経験が、スクールの理念やレッスン内容に大いに発揮されていました。見学したクラスの子どもたちは、みんな生き生きと取り組み、先生とも自然に打ち解けていました。フォニックスの時間には「g」のづづりを見て、「grandpa!」と発言した子どもも。読み聞かせに出てきた物語の登場人物の呼び名です。学習がしっかりと紐付いて身についていると実感できました。(小島泰代)